オーストラリア国内のホワイトカラー社員削減 数百人規模を海外移転へ 事務用品小売「オフィスワークス」

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公共放送ABC報道

 オーストラリアの事務用品小売チェーン「オフィスワークス」が、国内の顧客サービスや技術支援などの部門で事務職を削減し、業務をフィリピンとインドに移転する。公共放送ABC(電子版)が29日、伝えた。

 報道によると、オフィスワークスは今週、シドニー西部の顧客サービス部門の社員に対し、業務停止に伴う解雇を通告した。コールセンター業務をフィリピンのマニラに移管する。

 加えて、顧客に技術的なサポートをリモートで行うサービス「ジークストゥーユー」(Geeks2U)や、シドニー・メルボルンの事務部門のスタッフも減らす。今後数カ月かけて、業務をインドのベンガルールに移す。

国内の雇用空洞化に懸念

 オーストラリアでは、業務の海外移転や人工知能(AI)の導入が進むにつれ、ホワイトカラー雇用の空洞化が懸念されている。

 ABCによると、オフィスワークスの人員削減は、合計で数百人規模に達する見通しだ。背景には「事業コストの上昇や、競争の激化、顧客満足度の急速な変化」(同社広報担当者)があるという。AI導入や自動化も進め、業務の効率化を図るとしている。

 今年2月には、通信最大手テルストラが最大650人の人員を削減し、業務をインドのハイテク企業に移管すると報じられた。3月には、ナショナル・オーストラリア銀が一部業務をベトナムとインドに移す計画が明るみに出た。447人を解雇した上で277人を新たに採用し、実質170人減らすと伝えられた。

オフィスワークスってどんな会社?

 オフィスワークスは1994年、小売大手「コールズ・マイヤー」(当時)の一部門として創業。2007年に国内最大の複合企業「ウェスファーマーズ」の傘下に入り、現在、全豪に175店舗を展開している。

 倉庫型の大規模店舗で、パソコン、スマホなどの通信機器、事務用品、文房具、オフィス家具などの商品や、コピーや印刷のサービスをディスカウント価格で提供。オーストラリアで働くビジネスパーソンには馴染みの存在となっている。

 ただ、2025-26年度上期の売上高18億4,200万豪ドル(前年同期比4.7%増)に対して、部門別利益は6,800万豪ドル(21.8%減)と儲かっていない。事業コストを削減するため構造改革を進めている。

◼️ソース

Officeworks to offshore hundreds of Sydney and Melbourne jobs to India and Philippines(ABC News)

Media Release, Officeworks 1H26 results(Officeworks)

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