「バーベキューズ・ギャロア」、62店舗閉店 500人失業

夏の休日に裏庭で肉を焼き、家族や友人と楽しむバーベキュー。オーストラリア人がこよなく愛する食文化だが、その象徴的なブランドが消える。バーベキュー用品小売チェーン「バーベキューズ・ギャロア」は9日、経営再建をあきらめ、全89店舗のうち直営62店舗を閉鎖すると発表した。
声明によると、仕事を失う従業員約500人には、解雇手当を全額支払うという。供給業者に対しても、注文済みの取引については代金を支払う。フランチャイズ27店舗については「適切な移行措置について協議中」だとしており、どんな形で営業を続けるのかは不明だ。
同社は経営破たんに陥り、管財人の下で売却を模索していた。しかし、5月末までに有力な買い手が見つからなかったとして、精算手続きに入ることを決めた。清算人が資産の処分を進め、債権者への負債の返済に充てる。
バーベキューズ・ギャロアは1976年、シドニー郊外で創業。店舗網を拡大し、80年代には米国進出も果たした。一時はニューヨークのナスダック市場に株式を上場していた。しかし、米国事業は投資ファンドへの売却などを経て、2008年に世界金融危機の影響で経営破たんした。オーストラリア本社も、複数の投資ファンドによる買収の後、経営が行き詰まり、今年2月に管財人の管理下に入っていた。
公共放送ABCによると、ホームセンター大手「バニングス」の幹部が、バーベキューズ・ギャロアに納品していた企業の商品の取り扱いや、失業した従業員の再雇用について、救済の姿勢を示しているという。
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