貨物機は7月26日

西シドニー国際空港(空港コードWSI、別名ナンシー−バード・ウォルトン空港)が10月25日、旅客機の運航を開始する。オーストラリア東部シドニー都市圏で2つ目の空の玄関口となる。
連邦政府が10日発表した運航スケジュールによると、旅客機の第1便は、カンタス・グループの格安航空会社ジェットスターのエアバスA320で、10月25日午前11時に北東部ゴールドコーストに向けて飛び立つ。ジェットスターは新空港から南部メルボルンへ最大週14便、北東部ゴールドコーストへ週4便、同ブリスベンへ週3便をそれぞれ就航させる。
また、カンタス航空は2027年3月28日に第1便を就航させる。機材には地方路線ブランドのカンタスリンクのエンブラエルE190を使い、ブリスベンとメルボルンにそれぞれ週4便を運航する。
国際線の旅客便は、ニュージーランド航空が10月26日にオークランドへ、シンガポール航空が11月23日にチャンギ空港へそれぞれ第1便を就航させる。
一方、旅客機運航開始の約3カ月前となる7月26日には、カンタス傘下の貨物便運航会社カンタス・フリートが、初の貨物定期便を飛ばす。
建設開始から7年を経て開港する新空港は、処理能力が限界に近づいている既存のシドニー国際空港を補完する。市街地にあるため夜間の離発着が禁じられているシドニー国際空港と異なり、新空港は24時間運用できる。運営は民間ではなく、連邦政府が100%出資する国営企業が行う。
新空港の立地は、シドニー市内中心部から直線距離で西へ約50キロ離れていて、直通の鉄道もない。中心部から地下鉄で10分強と近いシドニー国際空港と比べて、アクセスの不便さは否めない。だが、連邦政府は最大で年間1,000万人の利用客を見込んでいる。シドニー西部は発展が著しく、地域人口も同都市圏の約半数を占めているという。
連邦政府と地元ニューサウスウェールズ州政府は、新空港の周辺に航空や防衛関連などの企業を誘致。シドニー都市圏で第3の商業中心地(CBD)と位置付け、大規模な都市開発を進めている。
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