実証実験の結果は良好

オーストラリア連邦政府は13日、入国カード(パッセンジャー・カード)を紙の申告用紙からデジタル媒体に順次切り替えると発表した。ウェブに必要事項を入力する方式を採るが、将来的には専用アプリの導入も視野に入れる。
現行の入国カードは手書き。入国手続きの際、氏名や生年月日、パスポート番号、国籍、滞在先などの情報を記入して提出する。食品、植物、1万豪ドル以上の現金などを持ち込む場合も、カード上に申告する義務がある。
連邦政府は2024年からブリスベン、シドニー、メルボルンの各空港にカンタス便で到着した4万5,000人以上の入国者を対象に、デジタル入国カードの実証実験を行ってきた。
その結果、集計作業の簡略化や入国者の利便性向上、データ品質の向上、疫病の感染拡大などへの即応性の向上といった利点が確認されたという。このため、年末までに、海外からほかの州都に到着するカンタス便に実証実験の対象を拡大。その後、1年から1年半かけて、段階的にデジタル化していく計画だ。
連邦政府は今後4年間に5,610万豪ドルの予算を投じ、デジタルカードの導入をはじめ空港やクルーズ船ターミナルの入国管理手続きを刷新する。コロナ禍後の旅行者急増や、32年のブリスベン五輪・パラリンピックに向けた需要拡大に対応するとしている。
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