メルボルンとシドニーが3位・4位に浮上 英EIC調査

オーストラリアは近年、生活費の高騰や住宅難に見舞われていて、経済成長も一時の勢いを失っている。一方、日本は長期的な経済停滞や少子高齢化といった構造的な課題を抱えている。ところが、世界的には、両国の生活環境は高く評価されており、非常に恵まれていると言えそうだ。英経済誌「エコノミスト」の経済調査部(EIU)がこのほど発表した「世界で最も住みやすい都市ランキング2026年版」によると、オーストラリアと日本の5都市がトップ10に入った。
調査対象となった世界173都市のうち、上位10都市にランキングしたのは上記の表の通り。オーストラリアの2大都市である南部メルボルンと東部シドニーは、それぞれ3位、4位に浮上。総合点は首位コペンハーゲンと僅差だった。南オーストラリア州のアデレードも8位に入った。
一方、日本の大阪は7位をキープし、アジアの都市で引き続き最高の評価を受けた。東京は前年の14位から10位に浮上した。混雑や犯罪が多い世界の「メガシティ」(超巨大都市圏)の中では、最高位につけている。
同ランキングはEIUが毎年、海外に赴任する企業駐在員の現地生活のしやすさの指標として公表している。ヘルスケア、文化・環境、教育、インフラ、安定性の5つのカテゴリーで、住みやすさを数値化し、総合点で順位を決めている。
最下位は昨年に続いてシリアのダマスカス(総合点31.6)だった。ロシアとの戦争が長期化しているウクライナの首都キーウは166位(同44.5)、米国の攻撃を受けているイランの首都テヘランは164位(同45.3)だった。ミサイルやドローンの攻撃が続くペルシャ湾岸の主要都市も軒並みランキングを下げた。
■ソース
The world’s most, and least, liveable cities in 2026(The Economist)