シドニー新空港の路線網、たったこれだけなの!? 10月25日、寂しい開港

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メルボルン線は世界有数の混雑路線なのに

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 オーストラリア東部シドニー圏で2つ目の空の玄関口となる西シドニー国際空港が27日、定期貨物便の運行を開始する。約3カ月後には旅客機の運行を始め、正式に開港する。ただ、現時点で旅客便を運航するのはエアライン4社。就航先は国内3都市、海外2都市ときわめて限定的な規模にとどまる。

 新空港は、シドニー国際空港を補完する24時間運用の第2空港として国が建設した。シドニー国際空港は既存滑走路3本が限界で、夜間の離発着規制もあり、近い将来、伸び続ける需要に対して供給が追いつかなくなると見られている。加えて、国は空港と一体でシドニー西部に新都市の整備も進めている。

 しかし、シドニー市内中心部からは西へ約50キロ離れていて、直通の鉄道もない。中心部から鉄道で10分強しかかからないシドニー国際空港と比べて、遠さと不便さは否定できない。

 10月25日に新空港から国内線旅客機の第1便を飛ばすのは、カンタス・グループ傘下の格安航空会社「ジェットスター」だ。南部メルボルンに週14便(1日2便)、北東部ゴールドコーストに週4便、同ブリスベンに週3便をそれぞれ運航する。

 国際線就航の先陣を切るのはシンガポール航空。11月23日から新空港とチャンギ空港を結ぶ路線を毎日1便、開設する。続いて、ニュージーランド航空が同月26日、新空港とオークランドを結ぶ路線を週3便で就航させる。

 日本に里帰りする際にあえて新空港を利用するとすれば、シンガポール航空のチャンギ空港経由便に限られそうだ。

 一方、国内最大手カンタス航空の第1便は、開港から約5カ月後にずれ込む。2027年3月28日以降、メルボルンとブリスベンにそれぞれ週4便ずつ飛ばす。

 新空港公社が現時点で発表している定期旅客便のスケジュールはこれだけだ。シドニーとメルボルン、ブリスベンを結ぶ航空路線は、世界でも指折りの混雑路線となっている。それだけに、新空港の運航スケジュールは、潜在需要が小さいことを示唆していると言える。

 フライト運航データを提供している英OAGによると、中でもシドニー−メルボルン線は座席供給数ベースで世界6位を誇る。札幌−東京羽田線(2位)、福岡−東京羽田線(3位)と比較しても大きい航空需要がある。

 新空港は、長期的には需要の拡大が期待されるものの、寂しいスタートとなりそうだ。

■ソース

Flights on sale from WSI(Western Sydney International Airport)

Busiest flight routes of 2025 – What were the world’s busiest airline routes in 2025?(OAG)

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