オーストラリア生活者に良いニュース! 8月利上げ観測遠のく

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物価上昇スローダウン 市場予測下回る

 高金利にあえぐオーストラリア生活者にとっては良いニュースだ。6月の消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予測を下回り、直近の物価上昇のペースが減速していることが確認されたことから、8月の追加利上げの観測が低下している。

 オーストラリア統計局(ABS)が29日発表した月次物価統計によると、6月のCPIは、前年同月比で3.8%上昇した。上昇率はイラン攻撃開始直後の3月に4.6%でピークを打ち、4月(4.2%)、5月(4.0%)に続き減速した。前月比では0.1%下落し、5月(0.7%下落)に続いてマイナスとなった。

 品目別では、建材・人件費の転嫁で建築費が高騰したことや、電気料金補助金の打ち切りを背景に、住居費の上昇率は前年同月比6.8%に達した。一方、ガソリン価格の下落により交通費の上昇率は0.1%にとどまり、5月の3.3%から大幅に減速した。

 中央銀行の豪準備銀(RBA)が金融政策を決める上でより重視するCPIの「トリム平均値」(極端な物価変動を除いた値=コアインフレ率に近い)は、前年同月比で3.6%上昇した。依然としてRBAの物価目標(2〜3%)から大幅に上振れしている。

 インフレ圧力は引き続き高水準にあるものの、市場予測は下回った。公共放送ABC(電子版)によると、CPI総合の市場予測は前年同期比4.0%の上昇だった。ロイター通信によると、トリム平均値の市場予測は同3.7%の上昇だった。

 このため、RBAが8月10・11日に開く次回の会合では、政策金利を現行4.35%で据え置く可能性が高まっている。ABCが引用したロンドン証券取引所グループ(LSEG)のデータによると、8月の利上げ確率は雇用統計発表前の約20%から0%近くまで低下した。

 ただ、中東情勢が緊迫化する前から高まっていた供給制約によるインフレ圧力は、持続していると見られる。ABCによると、エコノミストからは、年内の追加利上げの可能性は消えていないとの見方が出ている。

■ソース

CPI rose 3.8% in the year to June 2026, Media Release(ABS)

Consumer Price Index, Australia(ABS)

CPI live updates: Inflation eases more than expected in June as chance of August rate hike cools(ABC News)

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