オーストラリア政策金利、4.35%で据え置き サプライズなし

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インフレに依然上振れリスク 今後の追加利上げ排除せず

シドニーの豪準備銀(RBA)本店(Photo:守屋太郎)

 オーストラリアの中央銀行・豪準備銀(RBA)は11日、政策金利を4.35%で据え置くと発表した。10〜11日に会合を開き、全会一致で決定した。据え置きは市場の予想通りで、サプライズはなかった。

 RBA理事会は会合後の声明で、現状のインフレについて、中東情勢の悪化に伴う影響は予測を下回ったものの「戦争の終結が見通せないことから、想定よりも物価高がさらに進行するおそれがある」と指摘した。

 世界経済の現状については「オーストラリアの主な貿易相手国の成長は予測よりも力強く、人工知能(AI)関連の投資(によるプラスの影響)が中東紛争のマイナスの影響を上回っている」(声明)との認識を示した。一方、「オーストラリアでは、生産性の伸びが歴史的低水準にあり、潜在成長を押し下げている」と分析した。

 RBAは再燃しているインフレ圧力を抑えるため、今年2月以降3会合連続で0.25ポイントずつの利上げを実施した。その結果、「金融情勢は以前より引き締められ、経済成長は想定通り鈍化しているようだ」と評価。「インフレは依然として高すぎる水準にあり、目標(2〜3%)の中間に戻るのは2027年の終盤ごろとなり、予想より上振れするリスクもある」と展望した。

 その上で、今回は政策金利をいったん据え置いたものの、「上振れリスクが顕在化すれば、政策金利の引き上げを含め、インフレを持続的に目標内に抑えるために必要な施策を行う」と述べ、今後の追加利上げに含みを持たせた。

 次回の会合は、9月28〜29日に開催する。

■ソース

Media Release, Statement by the Monetary Policy Board: Monetary Policy Decision(RBA)

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