オーストラリアで初めて

オーストラリアのジュリー・コリンズ連邦農林水産相は23日、毒性の高い「鳥インフルエンザH5型」の哺乳類への感染例を国内で初めて確認したと発表した。同日付の公共放送ABC(電子版)が伝えた。
連邦政府が鳥インフルH5型への感染を確認したのは、アデレード南方約300キロにある南オーストラリア州ビーチポートで見つかったニュージーランドオットセイ(英名:ロングノーズド・ファー・シール)。野生の鳥から感染したと見られる。
政府は今年6月、西オーストラリア州のカモメからH5型の感染を国内で初めて確認していた。以来、野生の鳥類への感染が拡大している。ABCによると、これまで南オーストラリア州を中心に298例の感染例が見つかった。世界各地では感染が海洋哺乳類に広がり、アザラシやオットセイなどの大量死の例も報告されている。
現時点では、養鶏業や農業の現場に感染は広がっていない。感染が拡大した場合、鶏肉や鶏卵の生産者などが大打撃を受ける可能性がある。鳥インフルは稀にヒトに感染することもある。
ジュリー・コリンズ連邦農相は、弱った鳥や鳥の死骸を見つけた場合、触ったり近づいたりせず、当局に通報するよう呼びかけている。
■ソース
Australia’s first bird flu case in a mammal confirmed in South Australia, minister says(ABC News)