1968年創業の老舗 英国の親会社が支援打ち切り

オーストラリアの現地メディアによると、同国の有名女性ファッション・ブランド「キュー」と「ベロニカ・メイン」を運営するアパレル企業「キュー・クロージング」が14日、日本の会社更生法の手順に相当する「任意管理手続き」に入った。
経営難の会社の再生を手がける英国のヒルコ・キャピタルが昨年4月、創業家からキュー・クロージングを買収していた。しかし、ヒルコがわずか約1年半で支援の打ち切りを決めたことから、事実上の破算を申請。管財人の下で事業を精算し、売却を目指すことになった。
キューは1968年、シドニー市内中心部の商業施設「ストランド・アーケード」で開業。現在、オーストラリア国内とニュージーランドに51店舗(格安アウトレット9店を含む)を営業している。
新しい経営者の下でブランドの存続を図るが、売却先が見つからない場合、オーストラリアで最も歴史のあるファッション・ブランドの1つがなくなる可能性もある。
オーストラリアでは、今年6月にアパレル大手アクセント・グループが傘下の「グルーストア」全店舗を閉鎖すると発表するなど、消費者に親しまれてきた有名小売ブランドが相次いで消滅している。
報道によると、生活費高騰を背景に消費者が財布の紐を引き締めている上に、事業コストが上昇。中国テムなどの格安通販サイトや、ザラ、H&M、ユニクロといった大手ファストファッションにも押され、業績を悪化させたと見られる。
■ソース
Aussie retail expert tips fashion brands will ‘live on’ despite business collapse(news.com.au)