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国境閉鎖解けてもシドニー空港は長蛇の列

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政府、空港職員の隔離規則緩和で対応

 4月9日付ABC放送(電子版)は、国境閉鎖が解除されたシドニー空港で各航空会社の空港職員不足や仕事の不慣れなどで3日間連日混混雑が起きていることを伝えている。

 また、そのため、政府が空港職員の隔離規則を緩和する対応を取ったと報じている。

 搭乗手続きの列に2時間並んだという乗客もいて、混雑の原因の一つとして、「濃厚接触の場合の自己隔離」規則で航空会社の空港職員が人員不足に陥っていることが挙げられている。

 カンタス、ジェットスター、バージン各航空会社、シドニー空港側は、イースター・ホリデー期間中はさらに混雑し、コロナウイルス・パンデミック発生以前よりも混雑するだろうと予想している。

 4月9日午前中にはセキュリティとチェックインを通る乗客の列が国内線ターミナルのドアの外まで伸びており、3航空会社すべてが同じ状況で、イースター・ホリデーに急ぐ旅行客の搭乗手続きが終わらないため、出発を遅らせるフライトも出た。

 そのため、4月8日には空港職員の公衆衛生命令が変更され、州政府が航空運輸関係職員を「クリティカル業務従事者」に編入し、コロナウイルス陽性者との家庭接触の場合には7日間の自己隔離を免除し、コロナウイルス感染症状がなければ出勤できるようになった。

 ただし、空港職員は、自宅から直接出勤帰宅し、職場では常時マスク着用が義務づけられ、7日間は定期的に迅速抗原検査(RAT)で感染状況をチェックしなければならない。

 NSW州保健局広報担当官は、「この免除措置は、従事者の欠勤が大きな支障となることが考えられる業務であり、パイロット、バッゲージ・ハンドラー、客室乗務員、セキュリティ職員などが該当する」と発表している。

 ただし、航空運輸業務従事者がRATで陽性判定が出たり、コロナウイルス感染症状が出た場合には自宅で自己隔離しなければならず、出勤は禁止される。
■ソース
COVID-19 isolation rules changed for Sydney Airport staff as passengers hit with third day of long delays

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