ワクチン3回接種証明を条件に 岸田首相がオンライン会見で表明
岸田首相は24日午後、オンラインで会見を行い、水際対策の緩和を発表した。この中で首相は、ワクチン接種3回の証明があれば、現時点で日本帰国者に義務付けている出国前72時間以内のPCR検査を9月7日から免除すると表明した。
詳細について首相は「官房長官と厚生労働相が別途、説明する」としている。
首相は「ウイルスとの戦いは容易ではないが、過度に恐れることなく、変化するオミクロン株の特性を踏まえながら、できる限り、感染防止と社会経済活動の両立を実現していくため、対応を加速していく」と述べた。
日本に帰国する豪州在留邦人や訪問客の間では、新型コロナの症状が出ていないにもかかわらず出国前検査で陽性反応が出たために、帰国便に搭乗できなくなるなどのトラブルが多発していた。出国前検査の陰性証明の書類をめぐっては、日本用の特別な書式が必要とされるなど煩雑な手続きも問題となっている。
一方、豪州政府は現在、水際対策を大幅に緩和しており、日本からの入国者に対してワクチン接種証明やPCR検査証明の提出を求めていない。
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