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西エルサレム、イスラエルの首都認定を撤回

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オーストラリアの労働党政権

ペニー・ウォン外相

 オーストラリアのペニー・ウォン外相は18日、西エルサレムをイスラエルの首都とした前保守連合政権の認定を取り消した。公共放送ABC(電子版)が伝えた。

 ウォン外相は閣議後の会見で「エルサレムの帰属をめぐる問題はイスラエルとパレスチナ間の平和交渉によって解決されるべきだ」とした以前の認定を再確認すると表明した。オーストラリアの在イスラエル大使館もテルアビブにとどまるとした。

 西エルサレムをめぐっては、国際社会がイスラエルの首都と認めていない。しかし、親イスラエルの米トランプ前政権が17年にイスラエルの首都と認定。これに追従する形で、スコット・モリソン前首相が18年に西エルサレムを首都と認定していた。

 今年5月の連邦選挙に勝利して政権交代を果たした中道左派・労働党のウォン外相は、前政権の決定について「国際社会の大半(の認識)から逸脱するものだ」と批判した。

 同外相は、ユダヤ人居住者が多いシドニー東郊ウェントワース選挙区の補選(18年10月)で、保守連合候補を勝利させるための政治意図があったとの見方を示した。同補選では結局、自由党現職のデーブ・シャーマ氏が無所属候補に敗れている。

■ソース

Labor reverses decision to recognise West Jerusalem as Israel capital(ABC News)

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