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VW新型ミニバン「ID.バズ」、オーストラリア上陸へ 歴史的名車「コンビ」がEVで復活

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23年末までに5車種のBEV販売を計画

フォルクスワーゲンの名車「コンビ」(上)と、新型の完全電気自動車(BEV)の「ID.バズ」(Photos: Wikipedia)

 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は2024年末までに、レトロな外観が特徴的な電気自動車(EV)のミニバン「IDバズ」(ID.Buzz)をオーストラリア市場に投入する。同社のオーストラリア部門の担当者が、オーストラリアのメディア大手「ニューズ社」の電子版(news.com.au)に明らかにした。

 IDバズは、VWの歴史的名車「コンビ」の2トーンカラーや丸みを帯びた車体などの特徴的なデザインをモチーフに、現代に蘇らせた全く新しい完全電動車(BEV)だ。

 コンビはタイプ3とも呼ばれ、1960年代から70年代のカウンターカルチャーを象徴するアイコン的な車として、ヒッピーやサーファーなど当時の若者に親しまれた。世界中で大ヒットしたVWの小型大衆車「ビートル」(かぶと虫、タイプ1とも)とともに現代でも人気があり、ビンテージ・カー愛好者の間で高値で取引されている。

 VWは乗用ワゴン・タイプのIDバズをベースに、小型貨物の輸送や建築作業など仕事に使う商用バンとして開発した「IDバズ・カーゴ」も発売する。EV販売に力を入れる同社は、ハッチバック車の「ID.3」、スポーツ多目的車(SUV)の「ID.4」と「ID.5」のBEV3車種の投入を決めており、同社がオーストラリアで販売するEVのラインナップは合計5車種となる。

 VWオーストラリア商用車部門の責任者を務めるライアン・デービス氏はニューズに対し、こう述べている。

「IDバズは人々の目線を集めるピープル・ムーバー(ミニバン)です。スタイルと高機能が高い次元で融合していて、オーストラリアの皆さんの想像力をかき立ててくれるはずなので、私たちは野心的な販売目標を掲げています。IDバズ・カーゴも好調な販売を期待しています。楽しみながら温室効果ガスの排出を減らしたいと考える個人事業者にとって、非常に魅力的なモデルとなるでしょう」

■ソース
Volkswagen to launch five new electric cars(news.com.au)

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