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深夜のシドニー西郊で銃撃事件、男女3人重傷 直後に燃えた車両発見

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一連のギャング抗争と関連か

 犯罪組織の抗争が頻発しているオーストラリア東部シドニー近郊で23日未明、10〜20代の男女3人が銃撃を受けて重傷を負う事件が起きた。地元ニューサウスウェールズ州警察は、現場から逃走したヒットマンの行方を追っている。

 州警察の発表によると、事件発生現場はシドニー中心部から西へ直線距離で約13キロ離れたグリーンエーカーにある倉庫街の路上。同日午前2時15分すぎ、通報を受けた警官が駆けつけたところ、駐車中の乗用車内で男性(25)、もう1台の車内でも男性(22)と女性(19)の3人が銃撃を受けて負傷しているのが発見された。病院に緊急搬送されたが、男性2人は重体。女性1人の様態は安定しているという。





 一連の抗争事件では、ヒットマンが犯行直後に車両に火を付けてから逃走するケースが多い。今回も事件の5分後、現場に近いリージェンツ・パークの路上で燃やされた1台の車両が発見された。火は付近のフェンスや街路樹に燃え移ったが、駆けつけた消防隊が消し止めた。

 警察は3人を計画的に狙った犯行と見て、車両火災との関連を捜査している。現時点では事件の背景や動機は不明だが、今回も抗争の一環である可能性がある。

 シドニー周辺では、このところ犯罪組織の報復合戦と疑われる銃撃事件が多発しており、2020年8月以降の3年弱の間に少なくとも合計20人が死亡。最近では6月27日に東郊ボンダイ・ジャンクションで保釈中の犯罪組織幹部(48)が射殺された。7日には市内南西部マリックビルの理髪店で20代の男性2人が銃撃を受け重傷を負う事件が起きている。

■ソース
Three injured in public place shooting at Greenacre(New South Wales Police Force)





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