第4回 NZでUFO機密文書 大量公開

民放現役通信員の豪リークス

在豪16年、現在TBSのシドニー通信員を務める筆者が、オー ストラリアの“ホット”な話題を独自の視点で分析する。 あっと驚く“裏情報” や“暴露(リーク)情報も!?

第4回 NZでUFO機密文書大量公開

「豪リークス」第4回は、昨年ニュージーランドで公開されたUFO関連の機密文書について。ニュージーランドでは最近多くのUFO目撃情報が寄せられているというが、今年2月のクライストチャーチ大地震発生前にも、不可解な物体を偶然撮影していた日本人カメラマンがいた…。

◇2,000ページに及ぶUFO関連公文書を公開

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豪リークスニュージーランド軍当局が公開したUFO関連公文書

世界各地でUFO(未確認飛行物体)の目撃情報が絶えないが、ニュージーランドで昨年12月、このUFOに関する大量の公文書が公開された。約2,000ページに及ぶ膨大な公文書は、ニュージーランドの情報公開法にもとづき、軍当局が公開に踏み切ったもので、これまで秘密扱いにされてきた1954年から2009年までの55年間の軍人や一般の市民らから寄せられたUFOの目撃情報などが収められている。

我々は、ニュージーランドの主要都市にある図書館で閲覧できるこの公文書のコピーを、大地震が発生する前の今年1月、クライストチャーチの図書館で撮影した。

12巻からなるこの分厚い資料には、目撃者が描いた空飛ぶ円盤や宇宙人の顔のスケッチ、宇宙人に遭遇したという人の体験談に宇宙人が使うという奇怪な文字、警察や政府の調査委員会による報告書などが含まれていた。

ニュージーランド軍当局は、公開したこれらの文書について何らコメントはせず、今後その真偽について調査する予定もないとしている。

「目撃者などの手書きの原本が、そのまま見れる点に価値があると思います」と、届いたばかりの分厚い資料を手に取りながらクライストチャーチ図書館員が語ったこれらの文書の中には、ニュージーランド南島のカイコウラ(Kaikoura)で起きた世界的に有名なUFO目撃事例の報告書もあった。

この事例は、1978年12月に民間飛行機のパイロットが、カイコウラ上空で光を放ちながら飛行する不思議な物体を目撃したというもので、その物体は首都ウェリントンの空港管制塔のレーダーにも映し出されていたことが分かり、当事世界中で大きく報道された。報告書には英語の“&”字のような軌道を描いて飛行物体が動いたと図で示しながら記されている。

当時、この不思議な物体を地上から撮影したクライストチャーチ在住の地元テレビ局のカメラマン、ロイド・マクファデンさんに話を聞くことができた。

「その物体は動いていて最初は1個だったのが2個になって、1個はそのうちどこかへ飛んでいってしまった。昼間の明るい時にも撮影したから絶対に漁船の明かりや金星なんかじゃない。政府や科学者はその物体が何なのか知らないし、知りたくないようだ。でもそこに“何か”があったことは疑いのないことさ」(マクファデンさん)

◇NZ地震発生前に日本人カメラマンがUFOを撮影 ?

このマクファデンさん、昨年12月にもまた不思議な飛行物体の撮影に成功している。撮影された映像は7秒ほどの短いものだったが、夜空に複数のオレンジ色の物体が点滅しながら飛行している様子がはっきり写っていた。

クライストチャーチでは度々、地元警察などにUFOの目撃情報が寄せられており、昨年の9月に発生したマグニチュード7.0の地震の前にもUFOの目撃が相次ぎ、地震後には「UFOが地震を知らせに来たのでは ?」という噂がまことしやかに流れていたという。

また、多くの日本人が犠牲となり多大な被害をもたらした今年2月の大地震発生前、日本人カメラマンも不可解な物体を偶然撮影していた。

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豪リークス2月15日にNZ在住の日本人カメラマンYさんが撮影した写真

クライストチャーチ在住のカメラマンYさんが、2月22日の地震発生1週間前の15日に撮影した写真をチェックしていたところ、リムジンから降り立つウエディング・ドレとタキシード姿の新婚カップルの左上の上空、雲1つない真っ青な空にひと粒の黒い物体が写っているのに気が付いた。当初、ゴミか何かと思い拡大して見ると、何やら空飛ぶ円盤のような形をしているではないか !

我々と何度も一緒に仕事をしたことのあるYさんは、とても真面目な性格で、いい加減なことを言う人では決してない。この写真も、どうも理解できないからとわざわざ送ってきてくれたものだ。「写真を何度も見直しましたし、ホコリなどがカメラに付着していなかったか何度もチェックしました。でも上空に“何か”があったとしか考えられないのです」(日本人カメラマンYさん)

まさに「晴天のへきれき」の如く空に写った不思議な物体。いったい何だったのだろうか… ?

◇オーストラリアにもあるUFO目撃多発地帯

UFO目撃多発地帯は、ここオーストラリアにもある。北部準州のアリス・スプリングスから北へ約300キロ、豪州内陸部特有の赤土の砂漠を貫くスチュワート・ハイウェイ沿いにあるワイクリフ・ウェル(WycliffeWell)がその場所だ。

唯一の宿泊所であるワイクリフ・ウェル・ホリデー・パークは「豪州UFOセンター」と銘打たれ、施設のホームページを見ると、古くは第2次世界大戦中からUFOの目撃情報が寄せられており、2002年には「世界で5番目にUFOが多く目撃された地帯となった」と書かれている。

今年3月18日からは著名なUFO研究家などを招いて「ワイクリフ・ウェルUFO会議」が行われる予定だったが、残念ながら当地を襲った洪水のためキャンセルされてしまった。

自身も数え切れないほどUFOを目撃しているというホリデー・パークのオーナー、バンダーザルムさんは、「ここでは平均すると週に1回は誰かがUFOを目撃しているんだ。それらの物体は宇宙から飛んできたものだと信じているよ」と我々に語った。

世界ではニュージーランドのほかにも最近イギリスやフランスなどがUFOに関す機密文書を公開しており、内部告発サイト「ウィキリークス」も米国のUFO関連の外交公電の公開を示唆している。

目撃されたUFOのほとんどは、実際は車のライトに照らされた雲だったり、人工衛星や流れ星などを見間違えたものだという。だがその一方で、世界のUFO目撃多発地帯の近くには軍事機密施設が多いとの指摘や、目撃情報の中にはどうしても実態が解明できないケースもあるという。

「UFO—Unidentified Flying Object」とは、まさに「未確認飛行物体」であるから、「UFO」=「宇宙人の乗り物」と即結びつけられるというわけではないが、ニュージーランドで撮影され、ワイクリフ・ウェルで目撃された「未確認飛行物体」の正体が、ここのところ世界各地で始まっているUFO情報公開の動きなどにより、少しでも解明されることを期待したい。


豪リークス

PROFILE
飯島浩樹(いいじま・ひろき)

日本の民放局でニュース番組のディレクターなどを経て来豪。豪SBSの日本語教育番組の制作などに携わった後、TBSのシドニー五輪支局現地代表となる。現在、TBSのシドニー通信員として多くのニュース・レポートを日本に送っている。オーストラリア人の妻、息子2人とシドニー北部に在住。

 

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