小野、先制のPK弾

ウエスタン・シドニー 破竹の9連勝で首位固め

 

 

小野伸二のウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(以下・WSW)は、3月10日、ホームで最下位のウェリントン・フェニックスに2-1で勝利。9連勝で2位セントラルコーストとの勝ち点差を5として、参入初年度Vの偉業達成にまた一歩近づいた。

 

前日の段階で2位のセントラルコーストが敗れており、ホームでの勝ち点3奪取で首位の座をより確実にしたいと臨んだ試合。WSWは、前半9分に前線でのパス交換から抜け出したFWヘルシがペナルティ・エリア内で倒されPKを獲得。そのPKを小野が落ち着いて決めて、願ってやまない先制点をWSWが得る。

 

その後、ウェリントンが最下位とは思えない戦いぶりで試合を優位に展開。前半22分には、ゴール前でボールを受けたFWブロツキーが同点弾を叩き込み、試合を振り出しに戻す。さらに、繋ぐときは細かく繋ぎ、折を見てサイドに広く展開するなどテンポのある攻撃で、勝ち越し点を狙って、WSWに食らいついた。

 

ウェリントンの優勢をなんとかしのぎ、1-1のドローでハーフタイムを折り返して迎えた後半開始早々の47分。WSWは、ウェリントンMFリアのペナルティ・エリア内の迂闊なハンドの反則で、またしても幸運なPKを得る。これをFWブリッジが冷静に決め、WSWが勝ち越しに成功する。

 

試合は、そのまま2-1でWSWが逃げ切り、9連勝。次節にWSWが、アウェーでのメルボルン・ハート戦(16日)に勝利、2位セントラルコーストが敗れるか引き分ければ、最終節を待たずしてWSWのシーズン優勝が決定する。

 

会場内に、出身地・静岡の熱狂的ファンによる日本語の横断幕が掲げられ、活躍が期待された小野は、前半終了までプレー。先制のPKで今季7ゴール目を挙げ、チームの勝利に貢献した。

 

以下、試合後の小野選手との囲みインタビューの内容をご紹介する。

 

ーー足の方はいかがでしょうか。
大事をとって交代したので、大きなケガではないです。
ーー左足ですよね。
そうですね。はい。
ーー勝ち点差はこれで5となりましたね。
勝ち点差が5となりましたが、自分たちは勝っていくだけなので、別に気にしていないですね。
ーー今日は会場で静岡から届いた横断幕が掲げられていましたが、見られましたか?
はい、見ました。とても勇気づけられますし、僕もそういうものを背負って、日本人の素晴らしさ、日本人のすごさをオーストラリアにも伝えていけたらなと思いました。

 

(文=スポーツ・ライター/本紙特約記者・植松久隆、取材=編集部、写真=Richard Luan)

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