WSW、ホームで最下位相手に痛恨ドロー(Aリーグ第9節)

小野伸二のウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)は、7日、ホームのパーテック・スタジアムに現在最下位に低迷するメルボルン・ハートを迎え、1-1と痛恨のドロー。これで、前日に既に勝利している首位ブリスベンとの勝ち点差は5と広がった。

見事なシュートで得点を決めたアーロン・ムーイ

この試合、小野は試合後の本人に拠れば「頭から出れるくらい体は戻っていた」という状態であったにも関わらず、ポポヴィッチ監督は大事を取って、小野のベンチ・スタートを選択。前線にはケガの長引くユリッチの代わりにハリチが入り、右サイドにはヘルシが復帰、守備陣では前節復帰を果たしたキャプテンのDFビューチャンプを外して、代わりにDFスピラノヴィッチをCBに起用する布陣となった。

前半からWSWは、小野の代わりに司令塔のポジションに入ったMFムーイが積極的にシュートを放つなど、優勢に試合を進めるが、先制したのはハート。前半37分、DFスピラノヴィッチがクリアしたボールからのスローインを左サイドで受けたMFウィリアムズがシュート性の早いクロスを放り込むと、ゴール前でハートの攻撃陣とDFが交錯する間をボールがすり抜けて、そのままゴールに吸い込まれる。

その僅か6分後の43分、相手陣内のゴール真正面でMFポリャックからの早いパスを受けたムーイが思い切りよく右足を振りぬくと、ボールはGKレドマインの指先をかすめるようにゴールに流れ込む。WSWが早い段階で、試合を振り出しに戻した。

後半に入っても、ムーイを中心に何度もチャンスを創り出すもゴールが遠いWSW。69分には、ポリャックに代えて満を持して小野を投入。さらに77分には、ハリチに代えて今季初出場となるアッピア=クビ、82分にヘルシに代えてミニコンと立て続けにカードを切って膠着状態の打開を図るポポヴィッチ監督。ハートも良く守りながら、72分に投入された第1節以来、久しぶりの出場となるFWキューエルを中心にしてチャンスをうかがう姿勢。

試合を通じて、22本のシュートを放ちながら追加点のゴールが遠かったWSW、ホームで今季未だに勝ち星の無い最下位チーム相手に、貴重な勝ち点を逃す結果に終った。

試合後のポポヴィッチ監督は、「選手の全体的なパフォーマンスには満足している。もっと良い結果を望みたいところだったが、特に試合を支配していた時間帯に追加点を挙げられなかった結果、こういう残念な結果に終わった」と振り返った。

WSWは次節(14日)、ニューキャッスル・ジェッツとアウェーで対戦する。

■小野伸二選手、試合後コメント
「ケガの状況は全然大丈夫だったのですが、監督も気にしてくれていたのか途中からの出場になりました。自分としては万全の準備をしていたのでちょっと残念なところもありましたが、そういう風に考えていてくれるのはありがたいです。今日の試合は自分たちのミスがたくさんありすぎたなと思います。今までやってきたことがうまく出せていなかったのかなという風に思います。ただ、いつもいい試合ができるわけではないですし、こういう試合で負けなかったというのは大きなことだと思います。(相手チームの遅延行為に関して)ちょっとフラストレーションがたまったところもありますが、そういうところももうちょっと冷静に対処して今後やっていければいいのかなと思います」

大事を取って、後半から投入となった小野伸二

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る