輝け! ゴールドコーストの若きアスリート 馬庭 彩さん

輝け!
ゴールドコーストの若きアスリートたち

ゴールドコーストの若きアスリート

第8回

サーフィン

馬庭 彩(まにわさい)さん
(17歳)

 豊かな自然と晴天の多い温暖な気候、この恵まれた環境のクイーンズランド州ゴールドコーストでスポーツに挑む若きアスリート達を紹介。今回は、JPSA公認プロ、オリンピック強化指定選手、波を求めて2019年から高校生活をオーストラリアへ移し、サーフィンと学業を両立して頑張る馬庭彩さん。
(文=堀千佐子)

人も波も豊かで大きいオーストラリアで自分を鍛え、世界の舞台で戦いたい

――サーフィンを始めたきっかけと自己紹介をお願いします。

 2003年9月15日神奈川県湘南茅ケ崎生まれの17歳、サーフィンをする母に小さいころから海に連れていかれてサーフィンを始めました(笑)。あまり好きではなかったんです。でも10歳から試合に出るようになり、友達と一緒に競い合うのが楽しくてどんどん好きになりました。18年に日本プロサーフィン連盟(JPSA)プロに合格、19年に中学校を卒業して、その年4月からパームビーチ·カランビン州立校(PBC)に留学しています。

――何を求めてオーストラリアへ来たのですか?

 すぐ身近に波があって、通学しながら毎日しっかりサーフィンができる環境を求めて来ました。湘南にはあまり波がないので、あちこちへ出かけなければならず、毎年ハワイやオーストラリアへも行っていました。そして、我が家はスポーツと学業の両立を図って進学する方針なので、少数精鋭のサーフィンのスポーツ·エクセレンス·プログラムがあるPBCを選びました。

 PBCは世界チャンピオンのミック·ファニングを筆頭に、優秀なサーファーが数多く卒業している学校で、一流コーチから週3回海での実際の指導が受けられ、スポーツ施設も充実しています。

デュランバ·ビーチで登校前にリッピング練習
デュランバ·ビーチで登校前にリッピング練習

――留学して以来、日記を書いてるそうですね?

 はい。私の日記はその日の食事、やったこと、その日の目標をどれだけ実践できたかの点数を付けて、その反省点と翌日の目標を書き記して、小学5年生からずっとお世話になっているサーフ·トレーナーの佐藤秀男先生に毎日送っています。フィードバックをもらいながら、ズームを通じて週1回、体幹、バランス、柔軟性を鍛える実際の身体トレーニングと内面を鍛えるメンタル·トレーニングをしてもらっています。

――コロナ禍でどんな変化がありましたか?

 昨年は州境が封鎖され、多くの大会が中止になり、思うように試合に出場できませんでした。日本ではオリンピック強化選手に選ばれましたが、海外渡航ができず合宿も参加できませんでした。

 ワールド·サーフ·リーグ(WSL)のシステムも今年大きく変わり、私の参戦できるクオリファイング·シリーズ(QS)の大会は、開催シーズンが1~7月まで、しかも自分の国籍のあるリージョンで出場しなければランキング·ポイントに反映されないことになりました。この新システムは、負担の大きい渡航滞在費の軽減、自分のベースとなる国やエリアに根付いた活躍ができる効果があるのですが、残念ながら、私のように波を求めて留学しているQSサーファーにとっては相反して、ここで試合に出てもポイントを取ることができないので、来年からの方向性を検討しています。

――今年の計画と将来の目標は。

 今年3月のQS3000の大会で私のサーフィンを見た、サーフィン·オーストラリアのハイパフォーマンス·チームのコーチを務めるマイケル·クリスピーからコーチング·オファーをもらい、サーフィンに特化したハイパフォーマンス·センター(HPC)の施設も使えるようになりました。この1年間にどんな指南が受けられるのか期待に胸が膨らんでいます。

 将来の目標はワールド·チャンピョンシップ·ツアー(WCT)に参戦することなので、クオリファイに向けてスキル·アップと経験をどんどん積んで行きたいです。また、24年のパリ·オリンピック日本代表に選出されることも3年後の目標なので、これから3年間の試合で結果を残していかなければなりません。今までサポートしてくれた家族、トレーナーやコーチ、スポンサーに恩返しの意味でもしっかりと頑張りたいです。

より高く、完成度を上げるエアーの早朝練習
より高く、完成度を上げるエアーの早朝練習

母、志保さんからのメッセージ

子どものころから明るく真面目で真っ直ぐな性格なので、いつも周りの人たちから温かく支えられて今までやってきました。人に恵まれていると思います。親として欲を言うならば、更に自分に厳しく貪欲になることも、今後勝ち抜いていくために必要なのではないかとも感じます。おいしい物を作ってこれからも成長を見守っています。

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日豪プレス 配布場所   日豪プレス 新刊発行    Oishii Japanese Restaurant Guide

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