ビギナーにおすすめのシドニーのビーチと週末に訪れたいスポット

海のリズムに合わせて暮らす 波乗り天国シドニーの魅力
Surfing Sydney

ビギナーにおすすめのシドニーのビーチ

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「人が乗っている波に横から乗ること(ドロップ・イン)は禁止」など、サーフィンにもルールがある。サーファーは黄・赤の旗の間の海水浴エリアにも入ってはいけない。シドニー東部ランドウィック市のサイトには、こうした規則が日本語でも記載されているので、必ずマスターしておきたい。

■ランドウィック市サーファーズ・コード

Web: www.randwick.nsw.gov.au/facilities-and-recreation/beaches-and-coast/surfers-code

人が多くて波に乗れなくては意味がないので、人混みを避けることも重要だ。シドニーと言えば東部のボンダイ・ビーチが世界的に有名だが、常に混雑している。ここでは、初心者の練習に適した、比較的空いているビーチ2カ所をお薦めしたい。

いずれも干潮から満ち込みの時間帯が遠浅で乗りやすい傾向がある。うねりの向きは、南(S)だとダンパー(一気に崩れる波)になりやすいため、ビギナーには1~2ftの北東(NE)~東(N)の小波が最適。時間帯は風の弱い朝が良い。平日の朝は、仕事や学校が始まると一気に空くので9時以降を狙いたい。

ビッグ・ウェーブの飛沫がサーモン・ピンクに染まる日の出の瞬間=シドニー郊外ブロンテ・ビーチ(Photo: Sam Welmut)
ビッグ・ウェーブの飛沫がサーモン・ピンクに染まる日の出の瞬間=シドニー郊外ブロンテ・ビーチ(Photo: Sam Welmut)

ほぼ毎日、波がある。それでいて、グローバルなビジネス環境で仕事も頑張れる。そんな先進国の大都市は、世界でもシドニーだけじゃないでしょうか。

写真のような激しいチューブの波から、優しい小波まで、熟練度に合わせてさまざまな波が楽しめるのもマルーブラ・ビーチの魅力だ(Photo:Jeremy Bishop)写真のような激しいチューブの波から、優しい小波まで、熟練度に合わせてさまざまな波が楽しめるのもマルーブラ・ビーチの魅力だ(Photo:Jeremy Bishop)

MAROUBRA BEACH
マルーブラ・ビーチ

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南東郊外のマルーブラ・ビーチ。悪名高いサーファー集団「ブラ・ボーイズ」の本拠地だが、ライフ・セーバーの監視台(中央の青い建物)の前(通称「ミドル」)から南端の「サウス・エンド」に掛けては、ファミリーも多いのどかな雰囲気で初心者にも敷居が低い。海に向かって右手の岩場沿いに沖に向けて流れが出るため、アウトサイドに出やすいのもビギナーにとってはうれしい。小波の日は練習に最適だ。

最適なうねり:北東~南東 1 ~ 6ft
最適な風向き:北西~南西
アクセス:シドニー市内中心部から車で約35分。エリザベス・ストリートから396、377などのバスで約40分
駐車場:一定時間内無料
施設:シャワー、トイレ、更衣室
サーフィンレッスン:Let’s Go Surfing www:letsgosurfing.com.au
ここはオーストラリアのサーフィン発祥の地。水泳の五輪金メダリストのデューク・カハナモク(ハワイ)が1915年に初めて伝えた(Photo: Rosie Steggles)ここはオーストラリアのサーフィン発祥の地。水泳の五輪金メダリストのデューク・カハナモク(ハワイ)が1915年に初めて伝えた(Photo: Rosie Steggles)

FRESHWATER BEACH
フレッシュウォーター・ビーチ

北部のフレッシュウォーター・ビーチも、初心者にお薦めのスポットだ。シドニーのビーチは岸から急に深くなっているところが多いが、ここは海底が遠浅のためビギナーの練習に向いている。コンパクトな湾になっているので、流される危険も比較的少ない。南に面した地形から、夏の北東(NE)の季節風をかわせるのも良い。観光地として有名な隣のマンリー・ビーチと異なり、地元の人が多く、隠れ家的な雰囲気も魅力だ。

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最適なうねり:北東~南東 1 ~ 4ft
最適な風向き:北東~西
アクセス:シドニー市内中心部から車で約40分。サーキュラ・キーからマンリー・フェリーでマンリー波止場まで。マンリーから136、139のバスで合計約1時間
駐車場:有料
施設:シャワー、トイレ、更衣室

週末のサーフ・トリップにおすすめのエリア

サーフィンの真の醍醐味は、未知の波を探して旅することにある。地元のビーチで研鑽を積み、ある程度波に乗れるようになれば、北や南へ足を伸ばしてみたい。

誰もいない海で崩れる極上の波=テリガルの北にあるワンバラル・ビーチ(Photo: Destination NSW)誰もいない海で崩れる極上の波=テリガルの北にあるワンバラル・ビーチ(Photo: Destination NSW)

CENTRAL COAST
セントラル・コースト

シドニーの北方ブロークン・ベイから北に続くセントラル・コーストは、高速道路「M1」経由で、約1時間半。テリガルやジ・エントランスといったリゾートの他、原生林が広がる国立公園には混雑の少ない良質なビーチが点在している。

シドニーに波がない時は、ソルジャーズ・ビーチに行ってみると良い。南太平洋に突き出た岬にあり、うねりに敏感に反応するため、他のビーチがフラット(波が全くない状態)でも、最低限サーフィンできるくらいの小波が割れている可能性がある。

アボカ・ビーチは、別荘やホリデー・ハウスが立ち並ぶ小さなリゾート・タウンで、良質なビーチ・ブレイク(砂州で崩れる波)が楽しめる。その南にあるコパカバーナも、長いレフト・ハンダー(左から右に規則正しく崩れる波)やコンパクトなビーチ・ブレイクがあり、お薦めだ。その南側に続く国立公園内には、原生林の中を数十分歩いていくと辿り着ける秘密のサーフ・スポットが幾つかある。園内のキャンプ場(要予約)で野営しながら、無人のビーチで波と戯れるのもいいだろう。

主なサーフ・スポット

1. Soldiers Beach
2. Shelly Beach
3. Forresters Beach
4. Avoca Beach
5. Copacabana

透き通った海と大自然の中で楽しむ早朝のサーフィンは格別だ=サウス・コーストのナルーマ(Photo: Destination NSW)透き通った海と大自然の中で楽しむ早朝のサーフィンは格別だ=サウス・コーストのナルーマ(Photo: Destination NSW)

SOUTH COAST
サウス・コースト

一方、シドニーの南、サウス・コーストにも、牛や羊が多いのどかな田園地帯に良質なサーフ・スポットが点在している。中でも、シェル・ハーバーの南にあるキラリー・ビーチ(通称ザ・ファーム)は、緑豊かな自然保護区内にあり、オーストラリアらしいアウトバックでサーフィンが体験できるお薦めのスポットだ。

美しい白砂で有名なジャービス・ベイの南には、オーストラリア屈指のリーフ・ブレイク「ブラック・ロック」がある。浅い岩棚の上で美しいチューブ(波の空洞)が出現する。ビギナーには危険だが、極上のチューブをメイクできる特別なスポットとしてエキスパートやボディボーダーに愛されている。ただ、ここの駐車場は車上荒らしが多い。貴重品は車内に置かず、ロックを解除しておくと窓ガラスを割られなくて済む。

この他、サウス・コーストにはビクトリア州境近くまで続く長い海岸線に、混雑とは無縁の秘境のビーチやリーフ・ブレイクが無数に存在している。キャンプ用品を車に積み込んで、一生忘れられない最高の波を求めて旅に出よう。サーフィンの達人であるイルカたちが歓迎してくれることも珍しくない。また、冬の回遊シーズンであればザトウクジラに出合えるかもしれない。

主なサーフ・スポット

1. Stanwell Park
2. Sandon Point
3. TheFarm(KillaleaBeach)
4. Bombo Beach
5. Werri Beach
6. Black Rock

注:新型コロナウイルス感染拡大防止のための移動規制に注意してください。地域によっては不要不急の移動が禁止されている場合があります。なお、ロックダウン中の地域内であっても、エクササイズの一環としてサーフィンは認められていますが、ビーチが封鎖される場合がありますので当局の最新の発表を必ず確認しましょう。
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日豪プレス 配布場所   日豪プレス 新刊発行    Oishii Japanese Restaurant Guide

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