3万4,200人が爽やかに快走 !

シドニー・マラソン2010
見事全員完走を果たしたシドニー・マラソン親善大使「チーム10」の皆さん

シドニー・マラソン2010

3万4,200人が爽やかに快走 !

Qちゃん、吉澤ひとみさんなども来豪

 2000年シドニー五輪を記念して翌01年からスタートし、以来毎年恒例となっている市民マラソン大会「シドニー・マラソン(正式名Sydney Running Festival)」が9月19日に開催され、今年は約3万4,200人のランナーが参加する10周年大会にふさわしい盛大なイベントとなった。日本からは約600人のランナーが参加した。

絶好のマラソン日和の下

シドニー・マラソン2010
ゴール前でランナーを励ます高橋尚子さん(左)

 当日はあいにくの曇り空となったが、おかげで気温も上昇せず、シドニー五輪マラソン女子金メダリストの高橋尚子さんの言葉を借りれば、「暑くもなく寒くもない“絶好のマラソン日和”」となった。
 高橋さんは昨年に続き、今年も日本からシドニー・マラソン親善大使として来豪。「この思い出深いシドニーに戻って来られて嬉しい」「ここは、街の人がランナーをすぐ近くで応援できるようにコース環境が整っていること、そして、その声援がとても温かいことなどが大好き」と笑顔で話してくれた。
 開催10回目となる「2010年シドニー・マラソン」には、その数字にちなんで日本から「チーム10」が参加した。これは高橋尚子さんがリーダーとなって、一般公募で応募があったランナーと大会協賛企業が選出したランナーの合計10人で結成された民間親善大使チーム。チームの目標「みんなで完走しよう !」に向かって、結成された4月以来、それぞれトレーニングを積んできた。
 その宣言通り、「チーム10」の出場メンバーは見事、全員が完走した。完走後メンバーの1人は、「坂道と折り返しの多いコースで難易度は高かったものの、空気は東京よりきれいで、たとえ沿道の人たちの言葉が理解できなくても、その温かい声援にはとても励まされました」と顔に充実感をにじませながら語ってくれた。
「チーム10」のメンバー全員が完走したことは、日本での練習をサポートしてきた高橋さんにとっても喜びはひとしお。「じーんときて涙が出てきました」と感動していた。
 高橋さんはオペラ・ハウス前のゴール地点と周辺を何度も往復し、「チーム10」メンバー全員のゴールの瞬間に立ち会った。また、メンバーはもとより、参加した多くのランナーに声をかけ、ゴール前のラストスパートを応援。求められれば気軽にハイタッチをするなど、終始「Qちゃんスマイル」を絶やさず、ランナーたちに惜しみない声援を送っていた。

シドニー・マラソン2010
ゴール前でランナーを励ます高橋尚子さん(左)

吉澤ひとみさんに聞く
「仕事」と「マラソン」両立のコツ

 シドニー・マラソンに合わせ、応援サポーターとして元モーニング娘。の吉澤ひとみさんも来豪した。吉澤さんは今回、故障でシドニー・マラソン出場を断念せざるを得なかったが、もともとフットサルのチーム・キャプテンを務めるほど大のスポーツ好きで知られる。マラソンも、それまでは趣味程度で行っていたが、パーソナリティーを務めるラジオのマラソン番組「ジョグリス」がきっかけとなり、本格的に始めたと言う。
 以来、最低週2回のジョギングを自らに課し、仕事の合間をみつけては走りこんできた。仕事とマラソンを両立させるコツを尋ねると、「マラソンを長く続けるためには、常に完全燃焼を目指すのではなく、8分くらいの力で練習に臨むことが大切」と答えてくれた。
 当日は「チーム10」メンバーのサポートに徹し、1人ひとりがゴールする度に温かく迎えている姿が印象的だった。

シドニー・マラソン2010
ゴールとなったシドニー・オペラ・ハウス前広場

フル・マラソンは9度目
本気ランナーの大櫛エリカさん

 女優活動などで活躍するタレントの大櫛エリカさんは、2007年ゴールドコースト・マラソン出場に続き、2度目の来豪となった。「おしゃれで格好いい街」という印象を持ったシドニーで、自身9回目となるフル・マラソンに挑戦した。
 その第1歩となったのが06年に参加したホノルル・マラソン。マリン・スポーツやフットサルなどをこなすなど、もともとスポーツ万能タイプの彼女だったが、フル・マラソンを走るのは初めてのこと。しかし思いのほか好タイムを残せたのが、その後フル・マラソンに挑戦し続けるきっかけとなった。
 以来、周囲から「偉い !」と褒めてもらえる嬉しさを原動力にし、今日まで続けてきた。吉澤さん同様、「仕事とマラソンを両立させるのもトレーニングのうち」と、5キロから30キロの距離を毎日の仕事のスケジュールに合わせて走り込む。時にゆっくり休むのもトレーニングの一環と考えるようにするのが、楽しみながらマラソンを続けるコツだとか。
 今回は目標に揚げた3時間38分にはわずかに及ばず、3時間47分という結果だったが、見事に完走した。
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 記念すべき10周年大会の幕を大成功のうちに閉じたシドニー・マラソン。来年以降も、参加ランナー、応援サポーター、大会ボランティアがより多く参加し、一層賑やかになることを期待したい。

シドニー・マラソン2010
ゴールとなったシドニー・オペラ・ハウス前広場

小原総領事も参加
 地元シドニーからは在シドニー日本総領事館の小原雅博総領事もハーフ・マラソンに参加した。東京の外務省勤務時代は体を動かす暇もなく働きづめの毎日だったというが、シドニー勤務が決まった5月から、今大会の出場に向けて毎日走り込んできた。
 その結果、2時間36分で完走。「完走できて何とか面目を保てましたが、最後の2キロは疲労困憊、めまいもして、ゴールできたのが不思議なくらいです。スタート直後に高橋尚子さんから“小原さん、頑張って !”と声を掛けられ、必死に走りました。懲りずに来年はフル・マラソンに挑戦しようなどという大それた野心を燃やしています」と話してくれた。

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