Vol.17 スティーブン・ラーカム選手(元リコーブラックラムズ)

Go! ワラビーズ in Japan
新たな道を歩みだしたラーカム選手

Go! ワラビーズ in Japan

Vol.17 スティーブン・ラーカム選手(元リコーブラックラムズ)

 日本のラグビーシーズンの 終了とともに、今年は偉大な 選手がジャージを脱いでグラ ンドから去り、新たな挑戦を 始めた。
 1974年5月29日生まれ、 キャンベラ出身の36歳。地 元チームでラグビーをして いた父に憧れ、9歳の時に始 めたラグビーで世界のラグ ビーファンを魅了し続けたス ティーブン・ラーカム氏もそ の1人である。
 スーパー・ラグビーのブラ ンビーズでの活躍、ワラビー ズとしての活躍も記憶に新 しい。ワラビーズでは102キャップを獲 得。99年、03年、07年と3度のRWCメン バーに選出され、優勝1回、準優勝1回と いう輝かしい成績を残した。08年から日 本でプレーし、10年シーズン終了をもっ て現役引退。現在は、古巣のブランビー ズでアタックコーチとして指導者の道を 歩み始めたところである。
 その彼にインタビューしたのがちょう ど1年前。プロ契約の外国籍の選手はまだ チームに合流していないことも多いこの 時期に、既に彼はチーム練習に参加して いた。スーパースターでありながら、驕 るところがない。近寄りがたいオーラが あるのではないかと思っていたがそんな ことはなかった。
 意外だったのは、とてもいたずら好きだというお茶目な一面。 チームメートのスパイク を隠してみたり、時には 自転車まで隠したり…。
 「(いたずらを)した りされたりだから、常に 警戒しておくことが必要 だし、気にしないことも 必要なんだ」と楽しそう に話してくれた。まるで 世界のスーパースターを 前にガチガチになってい る筆者の緊張をほぐそう としているかのような優 しい笑顔だった。
  彼を前に緊張するのは筆者だけではなかった。東京でのブレ ディスロー・カップ開催時、ワラビーズの 練習場は、彼の所属していたチームのグ ラウンドだった。彼の姿を見つけたワラ ビーズの若手選手は、「あ、ラーカムさ んだぞ !! 」と、やや緊張しながらも異国 の地で彼と出会えたことを喜んでいた。 若手のスターにとっても彼は憧れのスー パースターなのだ。
 個人目標を訊ねた時「まずはチームで す。その後に自分がある」。そう語った彼 は、指導者としての道を歩み始めた。どん な指導者になり、どんなチーム作りをする のか、興味は尽きない。新しい世界での活 躍と成功を心から祈りたい。
 たくさんの思い出をありがとう、ラー カム選手。

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