Vol.18 新シーズンへ向けて、それぞれの1歩

Go! ワラビーズ in Japan
ファンからの手まりを手に喜ぶ ジョージ・グレーガン氏

Go! ワラビーズ in Japan

Vol.18 新シーズンへ向けて、それぞれの1歩

  日本を、世界を震撼させたあの大震災 からまもなく3カ月。復興までの道のりは まだ遠い。それでも1歩ずつ、日本は確実 に未来へと歩み始めている。
 大津波により多大な被害を受けた釜石 市をホームとする「釜石シーウェイブス RFC」もその1つである。“北の鉄人”新日 鉄釜石ラグビー部の誇りを受け継ぎ、現 在はクラブ・チームとして活動している。 オフィシャル・サイトを見ると、震災の あった3月11日~4月末のスケジュールは 空白。だが5月にはびっしりとスケジュー ルが書き込まれている。未来への歩を踏 み出した証である。
 5月15日、震災後初の試合が晴天の岩 手県盛岡市で行われた。応援の大漁旗も 数多く掲げられ、人々の期待の大きさを 感じる。関東学院大学を相手に58対17で 勝利。幸先の良いスタートを切った。
 この釜石シーウェイブスに2人のオーストラリア人選手が所属している。元ウエスタンフォースのスコット・ファーディー選手、そして元ワラタスのピーター・ミラー選手である。この日もスコット選手はLOで先発出場した。釜石シーウェイブスの活躍は被災地の方々にも大きな力を与えることになるだろう。今シーズン、期待を込めて見守っていきたい。
 一方、他チームからは新シーズンの体 制発表が相次いでいる。
 三洋電機ワイルドナイツからパナソ ニック・ワイルドナイツにチーム名が変 わったが、ダニエル・ヒーナン選手、サ ム・ノートンナイト選手は変わらず。
 リコー・ブラックラムズからは、ス ティーブン・ラーカム氏のアドバイザー就 任が発表された。
 キューデン・ヴォルテクスはBKコーチ のナイサン・グレイ氏が退団、クリス・レ イサム選手が兼任コーチに就任。「日本 でコーチングを始めたい」と以前語って くれた通り、今シーズンは二束のわらじ を履くことになる。
  ホンダ・ヒートのFWコーチ、タイ・マカイザック氏は退団し、新たに豊田自動織機のコーチに就任。そして、サントリー・サンゴリアスは、今シーズンもエディ・ジョーンズ氏が率いる。世界最多キャップ保持者のジョージ・グレーガン氏は昨シーズンをもって現役を引退した。
  世界を魅了した名ハーフ団が、RWCを前にそろって、それも日本で現役引退。9月にはいよいよRWCが開幕するが、ワラビーズの次世代のヒーローは誰なのか。今年も楽しみの多いラグビー界である。

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