Vol. 8 サム・ノートンナイト選手(三洋電機ワイルドナイツ)

Go! ワラビーズ in Japan
サム・ノートンナイト選手

Go! ワラビーズ in Japan

Vol.8 サム・ノートンナイト選手
(三洋電機ワイルドナイツ)

 オーストラリアではトライネーションズ(※1)の始まるこの時期、日本では春シーズンも大詰め。梅雨といううっとうしい季節ではあるが、各チームとも精力的に強化試合(練習試合)を行っている。三洋電機ワイルドナイツの春シーズン最後の試合に、今シーズンから加入のサム・ノートンナイト選手を訪ねた。
 この日は、試合中に小雨がぱらつく生憎の空模様。サム選手は後半からFBでの登場。NSWワラタス時代の水色、ワラビーズのゴールドのイメージが強かったためか、赤いジャージ姿が新鮮に映る。
 1983年12月生まれの26歳。実はとても大人しい青年かと想像していたのだが、いやいやどうして。とても明るく陽気で表情も豊か。他人を楽しくさせる才能を持っているように感じた。
 試合後に感想を聞いたところ「今日はディフェンスが良くなかった。まだまだですね」と反省の言葉が飛び出した。チームに合流して2週間ほど。開幕までにはきっちりと合せてくるだろう。このチームは選手層が厚くポジション争いも厳しい。しかし、南半球のスーパー14、北半球のマグナーズ・リーグ(※2)で揉まれ、磨きぬかれたプレーに大いに期待したい。
「父の影響で10歳の時、初めてプレーしました。その時のポジション…。うーん、よく覚えてないなぁ。たしかSOだったかな。その後FBもやるようになりました」とステキな笑顔で答えてくれた。
 もしプロ・ラグビー選手になっていなかったらどんな職業についていたかと尋ねると「ジャーナリスト ! 大学ではジャーナリズムを学んでいたんですよ」とのこと。「きっと素晴らしいジャーナリストになっていたでしょうね」と返すと「そうでしょう ? いいジャーナリストになっていたと思いますよ」とにっこり。
「ラグビーが一番大切ですが」と前置きしながらも、「京都や温泉に行ってみたい。もちろん東京にも」と、日本文化にも興味津々といったようだ。
 オーストラリアともウエールズとも違う日本という異文化の国を楽しんでほしい。そして、ラグビーでも最高の思い出を作ってほしい。彼がどんなプレーを見せてくれるのか、今から楽しみだ。
※1:南半球の強豪、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカで争う大会
※2:スコットランド、ウェールズ、アイルランドの3カ国で争う大会。サム選手は、かつてカーディフ・ブルーズに所属

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