シドニー北郊に位置するクローズ･ネスト･センター（Crows Nest Center）で4月7日、WSO主催のチャリテー・イベントが開催された。同イベントでは、さまざまな屋台やフリーマーケットの出店、パフォーマンスが披露される中、シドニー沖縄県人会は「エイサーチャンプルー」による沖縄の伝統的な踊りであるエイサーや獅子舞の披露及び、沖縄伝統揚げ菓子「サーターアンダギー」の販売、そしてシドニーで初となる沖縄伝統衣装をまとうことができる写真撮影ブースを設けた。
「琉装」は沖縄の風情をまとう色鮮やかな衣装でり、試着した人からは「初めて着れてうれしい」「色が鮮やかですてき」と賞賛の声が上がった。また、サーターアンダギーは若い世代から年配まで幅広い層から購入され、早い段階で売り切れとなった。
2023年に学生ビザで来豪し、今回のイベントに携わった沖縄県出身の比嘉隆貴氏は「今回のイベントでは、食と衣を通じて沖縄の文化を伝え、私は遠く離れた場所であっても、自分のルーツと文化を大切にすること、そしてそれを他者と共有することの大切さを改めて感じた。故郷のエイサーや食文化が地元の人びとから絶賛される姿を見て、自分のアイデンティティーと新しい環境との間にかけ橋を見つけたような気がした。この経験は、私にとって忘れられない貴重な記憶となり、異文化間の理解と絆の力を深く信じるきっかけとなった」と話す。
シドニー沖縄県人会は、沖縄出身者の他にも、沖縄が大好きな人、沖縄にゆかりのある人へ会員募集を呼び掛けている。興味のある人は、ぜひ下記へお問い合わせを。
シドニー沖縄県人会（Sydney Okinawan Club）
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