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【新年恒例企画】2022新年の言葉/日本国外務大臣・在オーストラリア日本国大使

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連邦首相、日本国首相ほか要人より

新年の言葉

日本国外務大臣 林芳正
HAYASHI Yoshimasa
Minister of Foreign Affairs of Japan
日本国外務大臣
林芳正

 令和4(2022)年の年頭に当たり、オーストラリアにお住まいの日本人、日系人の皆様に、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。

 昨年11月に外務大臣を拝命しました林芳正です。普遍的価値を守り抜く覚悟、日本の平和と安定を守り抜く覚悟、そして人類に貢献し、国際社会を主導する覚悟、こういった三つの「覚悟」をもって、外交を展開していきたいと思っています。

 一昨年以来、新型コロナは世界に拡大し、国民の意識・価値観・社会活動にまで大きな影響を与えています。そのような中でも、昨年10月にオンラインで開催された第61回海外日系人大会「新時代への挑戦―時空と世代を超えてつながる日系」には多くの方が参加され、大盛況となりました。世界各地の日系社会のつながりと力強さが変わることなく強固であることを知り、嬉しく思っています。

 日本とオーストラリアのつながりは、様々な分野において御活躍されておられる日本人、日系人の皆様に支えられているものです。新しい世代の方々も含め、皆様が日本とのつながりをより強固なものとし、日本と、現在お暮らしの国々との間の「架け橋」として一層御活躍いただけるよう、引き続き外務省としても、各種事業の着実な実施を全力でバックアップしていく考えです。

 最後に、皆様の御多幸と一層の御繁栄を心から祈念し、新年の御挨拶といたします。

令和4(2022)年元旦
外務大臣 林 芳正
(提供:外務省)


在オーストラリア日本国大使 山上信吾
YAMAGAMI Shingo
Ambassador of Japan to Australia
在オーストラリア日本国大使
山上信吾

 新年おめでとうございます。

 2021年は、コロナ禍で悪戦苦闘しながらも、日豪プレス読者の皆様からの温かいご支援で何とか歩みを前に進めることができた年でした。心から御礼を申し上げます。

 昨年は全ての州・準州に足を運ぶことができ、在留邦人や知日派の豪州人から貴重なアドバイスを賜りつつ、日本のアピールや人脈構築に努めてきました。キャンベラでも、天皇誕生日レセプション(2月)、東日本震災10周年(4月)、「日本の魅力発信」と東京オリンピック・パラリンピック祝賀のレセプション(11月)を開催しました。ロックダウン中の8月から10月の時期にも、自衛隊レセプションと「お花見」レセプションをオンラインで、またタウンズビル125周年記念行事をオンラインと現地での行事のハイブリッド形式で開くことができました。公邸での人々の交流や出会いが日豪交流の前進の一助となったのであれば幸いです。

 在留邦人の皆様と大使館・総領事館が一体となった取組が、豪州における日本の存在感の高まりに繋がっていくことも実感しました。私もメディアのインタビューや講演の依頼を多く頂くようになりました。大使公邸にハーレイ総督や外務大臣、国防大臣、貿易・観光・投資大臣、エネルギー大臣、環境大臣など主要閣僚をお迎えし、それぞれの方とじっくり忌憚のない話をする機会も増えました。「南半球便り」も気がつくと45回を超え、新聞やラジオで「恐怖の鳥」の回が取り上げられたことも嬉しい驚きでした。

 2022年も課題山積です。岸田総理の豪州訪問が早期に実現するよう努力していきます。また、豪州から日本に液化水素を運ぶ船の初就航や西シドニー開発など日豪がタッグを組むビジネス案件、更にはW杯サッカーの日豪戦やオリビア・ニュートン=ジョンさんの叙勲伝達式など、日豪関係の裾野を広げるチャンスが目白押しです。

 日豪関係を更なる高みに上げるために、引き続き皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

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