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【新年恒例企画】2022新年の言葉/在ブリスベン、パース日本国総領事

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連邦首相、日本国首相ほか要人より

新年の言葉

在ブリスベン日本国総領事 小野益央
ONO Masuo
Consul-General of Japan in Brisbane
在ブリスベン日本国総領事
小野益央

 日豪プレス読者の皆様、明けましておめでとうございます。

 この度、在ブリスベン日本国総領事を拝命し、1月上旬に着任を予定しております、小野益央です。豪州での勤務は初めてとなりますが、日豪関係がこれまでになく良好な中、QLD州に在勤できますことを幸いに思います。皆様の御助力を得ながら、この良好な関係が一層強化されるよう力を尽くしていきます。よろしくお願いします。

 QLD州と日本とのつながりは古く、豪州で初めて日本領事館が設置されたのは州北部のタウンズビルでした。その後も、日本企業から多くの投資がなされ経済発展に寄与してこられたと承知しております。今後は、水素産業やブリスベンでの2032年オリンピック・パラリンピック開催に向けた協力などの新しい分野が加わり、日豪及びQLD州の関係は益々重要性を増していくことと思います。

 日豪は、経済面のみならず、文化面でも良好な関係を築いてきました。特に、QLD州は豪州内で日本語学習者が最も多く、日本人に親しく接してくれると伺っております。今後、コロナ禍が収まり、ビジネスや日本文化行事などを通じて、再び交流が大きく展開されていくことを期待します。

 そして、私たちの最も重要な任務は、さまざまな目的で日豪間を往来する方々や当地に暮らす方々への領事サービスの提供です。現在日本では、旅券の申請や在外公館での一部届出の電子化に向け検討が進められています。コロナ対策に関する情報提供に限らず、こうした取組の成果も、当地に暮らし往来する皆様の安心と安全、利便性の向上に生かしていければと思います。お気付きの点、当館としてお役に立てそうなことがあればお気軽にご連絡頂ければ幸いです。

 まだコロナ禍の困難が続く中ではありますが、2022年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈りします。


在パース日本国総領事 鈴木徹
SUZUKI Toru
Consul-General of Japan in Perth
在パース日本国総領事
鈴木徹

 日豪プレスの読者の皆様、明けましておめでとうございます。

 2022年の新年を無事に皆様と迎えられたことを心からうれしく思います。昨年は、コロナ禍にあっても東京オリンピック・パラリンピックが無事に成功裏に開催されました。多くの方々に希望を与える国家的大事業を成功させたことに対し、西豪州においても多くの方から賞賛を頂きました。西豪州では州境が閉鎖される状況が長く続いていますが、そのような状況にあっても昨年は日本と西豪州の間ではオンラインでの日豪学校交流が実現し、州内においてはコロナの市中感染がないことから、多くの文化事業や会合を開催することができました。経済関係に目を向けると、鉄鉱石や天然ガスといった伝統的な天然資源を中心とした経済関係にとどまらず、2050年ネットゼロ社会を目指して水素や再生可能エネルギー分野で新たな協力関係を模索する年でもありました。

 厳しい国際環境にあって日豪が経済分野に限らず安全保障やさまざまな分野で協力を深める中、互いの繁栄と地域の安定に果たす役割は益々大きなものがあります。今年は更に協力を深化・発展させることが期待され、我々も必要な努力を一層強化すべき年だと思います。2022年上半期には、西豪州と東部各州との州境のみならず、日本との往来、特にコロナ禍で運航が停止したパースと成田との直行便再開が大きく期待されます。日豪間の人的交流の再開に向けて準備を進めていきたいと思います。

 また、在留邦人及び日本からの旅行者を視野に入れて、皆様の生活や滞在が安全かつ快適なものになるよう、パース総領事館としても,皆様のご意見も伺いながら、引き続き必要な対応を取っていきたいと考えています。皆様のご意見をパース総領事館FacebookやTwitterにもお寄せください。

 今後とも豪州日系社会でのコミュニティー誌として、日豪プレスが在留邦人向けに必要な情報発信を続けていくことを期待すると共に、2022年が日豪プレスの読者の皆様にとって幸多き年となることを心よりお祈り申し上げます。

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