豪州ラグビー通信
ワラビーズ、英国遠征では3連敗
日本代表に勝ち、それまで5連勝していたワラビーズだったが、英国での3連戦では、勝ち星を挙げることはできなかった。
スコットランド、イングランド戦は、敗れたものの見応えのある好ゲームだった。気迫のスコットランドとは、13−15の僅差。W杯準優勝のイングランドとは、12–35と点差は開いたが、お互いPGによる得点のみでスコア・ボードを動かす時間が続いた。終了間際に2トライ目を許してしまったが、オフロード・パスを拾われたもので、果敢に攻め続けた結果である。
残念だったのは3戦目のウェールズ戦。前半15分、ヴァレティニ(No, 8)のタックルにレッド・カードが出された。しかし、そのタックルは体を張った勇敢なもので、肩の高さ、腕の動きに問題はなく、不運にもヴァレティニの頭部が相手選手の頭部に当たってしまったものである。その判定でワラビーズは残り時間を14人で戦うことを余儀なくされた。
後半にはウェールズの選手の明らかなノックオンがあったが、レフリーはプレー・オンと指示。当の選手も半信半疑のままボールをゴール・ラインまで運び、トライが認められた。
最終スコアは28–29。この年のテスト・マッチを締めくくるには、何とも後味の悪いゲームとなってしまった。
2022年、また新たなシーズンが始まる。今年のスーパー・ラグビーは、南アフリカのチームが不参加となり、豪州、NZの各5チームに、「フィジー・ドゥルア」「モアナ・パシフィカ」の2チームを加えた計12チームによる「スーパー・ラグビー・パシフィック」として開催される。熱戦に期待したい。
解説者
YASU
「一度きりの人生、楽しまなきゃソンソン」という感じで、好きなラグビーを楽しむため、約10年間勤務した会社を退職し来豪。ローカルのクラブで10年以上プレーし、もはやラグビーが文化として根付いているこの国から動けなくなっている。日本ももうすぐこうなるかな? 大の犬好き。
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毎週日曜日(10:30~12:30)、フィッシュ・マーケット近くのウェントワース・パークでは、ラグビー好きの老若男女が集まりタッチ・ラグビーを楽しんでいます。初心者も大歓迎、皆さんぜひお気軽にご参加ください!Yasu 0412-553-535