長野県がオーストラリアでグリーンシーズンの誘客に意欲─シドニーの日本食レストランで商談イベント開催、80人が集う

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旅行会社関係者を招き、シドニーの日本食レストランでプロモーションイベントを開催

 長野県観光機構は5月21日、オーストラリア市場に向けた長野県のグリーンシーズン誘客促進を目的に、シドニー・チャイナタウンの日本食レストラン「Daruma」で、旅行会社関係者を対象としたプロモーションイベントを開催した。

 当日は、オーストラリアの旅行会社や観光業界関係者をゲストに、長野県側からは、自治体、スキー場、ホテルグループなど計10団体が参画し、イベントには総計約80人が参加。夏から秋にかけて楽しめる長野県の多彩な観光コンテンツを紹介した。

 長野県は、冬のスノーリゾートとしてオーストラリア市場で高い認知度を持つ一方、近年はグリーンシーズンの魅力発信にも力を入れている。会場では、雄大な山岳景観、ハイキング、サイクリング、温泉、食、文化体験など、雪のない季節ならではの旅行素材が紹介され、参加した旅行会社関係者は各地域・施設の担当者と活発に情報交換を行った。

 また、会場では長野県産のそばをはじめ、新潟の発酵辛味調味料「かんずり」を使ったメニューなどが振る舞われたほか、長野の日本酒も提供され、参加者は観光情報とともに日本の地域色豊かな食文化も楽しんだ。食を通じた交流も加わり、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。

 イベントではネットワーキングの時間も設けられ、長野県側の参加団体とオーストラリアの旅行業界関係者が直接交流。今後の商品造成や送客拡大に向けた関係構築の場となった。

 会の後半にはラッキードローも行われ、スノーボードや宿泊券などの賞品が用意されると、会場は大きな盛り上がりを見せた。参加者からは、長野県のグリーンシーズンに対する関心の高さがうかがえ、冬季以外の訪日旅行先としての可能性を印象付ける機会となった。

 主催した長野県観光機構は、「多くの方にお集まりいただき、オーストラリア市場における長野県のポテンシャルの高さを改めて実感した。近年、スキーのトップシーズンには県内スキーリゾート周辺の宿泊キャパシティーが逼迫しつつあり、リゾートエリアだけでなく交通ハブとなる周辺地域とも課題を共有しながら、地域全体で受け入れ環境を整えていくことが重要になっている。今回のイベントでは、スノーシーズンに親和性の高いオーストラリア市場に対し、グリーンシーズンの魅力を発信することで、来訪時期の平準化や滞在時間の延長、地域経済への波及効果の向上につなげていきたい」とコメントしている。

 オーストラリアでは、スキー旅行をきっかけに長野県を訪れる旅行者が多いが、近年はリピーターを中心に、自然、食、文化、アクティビティを組み合わせた季節分散型の旅行需要も高まっている。今回のイベントは、長野県が通年型観光地としての認知拡大を図る上で、重要な一歩となった。

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