
Q: 今年3月、日本からオーストラリアに移住し、子どもが現地の小学校に転入しました。最近チラッとシラミには気を付けた方が良い」と学校の父兄から耳にしたのですが、オーストラリアにはシラミがまだいるんですか? 髪の毛を毎日洗っていれば大丈夫でしょうか?
A: オーストラリアの小学校や幼児教育機関では、時どきシラミ出現の情報を聞きますが、日本でも昨今耳にすることがあります。学校でもらうのはアタマジラミ(Head lice)です。アタマジラミの卵はNitsと言います。人間の頭皮に生息し、頭や髪の毛の直接な接触時にもらうことがほとんどです。ですから、ウィルスや細菌などで感染するものではありません。
また、髪の毛を毎日洗っているから大丈夫ということでもありません。幼児教育機関や小学校で発生が多いのは、子どもたちが触れ合って遊ぶなど接触機会が多いためです。そのため親や教師もハグをするなどしてこのアタマジラミもらうことがあります。
アタマジラミの兆候としては、頭がかゆい、頭皮や首、耳にかきむしった傷があるなどです。お子さんが頭をかゆがっていたら、まずアタマジラミを疑ってチェックしてみましょう。
アタマジラミをもらわないためには以下の事に注意しましょう。
・お子さんの頭を定期的にチェックする。アタマジラミの卵は毛の根本付近に付いていることが多いので、髪の毛を細かく分けて地肌や毛の根本付近をチェックする。高学年以降の大きな子には自分でもチェックするよう促す。
・お子さんの髪の毛が長い場合は、後ろで結んで三つ編みにするなど、他の子と触れ合う機会を少なくする髪型にする。
・金属製の目の細かい櫛を常備し、洗髪時に家族みんなで使用する。
もしも、アタマジラミをもらってきてしまった場合の対処法は、
・アタマジラミ用のシャンプーを使用する。
・金属製の目の細かい櫛を使用し、更に髪の毛を少しずつ分けながら地肌や髪の毛の根本をチェックする。
・発見した場合は爪を立ててグッと押しつぶし(結構固いです)、ティッシュペーパーなどで取り除く。
アタマジラミ用の櫛やシャンプーは薬局で買うことができます。
学校には、アタマジラミをコントロールするという目的で保護者ボランティアによる「The Nitbusters program」というものがあります。お子さんの学校に問い合わせてみましょう。
▪️参考ページ
Web: https://www.health.nsw.gov.au/environment/headlice/Pages/treatment.aspx

このコラムの著者
内野 尚子
1996年来豪。デイケア、プリスクールにて教師、authorised supervisorとして12年間従事。平行して2004年、同志とNSW州補習校を立ち上げ、代表兼教師として8年間運営に携わる。07年、Universal KIDS設立し、18年間で2歳から18歳までの児童約1500人を教授する。24年12月を以て教室での対面レッスンを終了したが、25年以降はオンライン教育相談は継続中。コロナ禍においては、保護者のためのオンライン・スクールを開設し、子育てをサポート。
Web: https://www.facebook.com/universalkids.com.au