海保練習船「いつくしま」、シドニー湾で船上レセプション開催 3カ月間の遠洋航海実習 士官候補生70人乗せ寄港

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 海上保安庁の士官候補生を養成する海上保安大学校(広島県呉市)の練習船「いつくしま」(溝口直樹船長)がオーストラリア東部シドニーに寄港し、クッタバル海軍基地に停泊中の船上で6月23日夕、歓迎レセプションを開いた。

 式典に招かれたオーストラリア政府や企業の関係者ら約100人が出席した。日本のビールや日本酒、焼酎、船内で握った寿司などの日本料理が振る舞われ、海の安全を担う将来の幹部候補生たちと交流を深めた。

 シドニー寄港は、海上保安大学校の本科(4年)を卒業した学生が参加する遠洋航海実習の一環。女性を含む実習生70人、教官ら50人の合計120人が乗船している。海上保安業務の実習、寄港先の沿岸警備当局との合同訓練、国際交流などを行っている。実習生はこの後、3カ月間の「国際業務課程」を経て、巡視船などの現場に配属される。

 5月1日に母港の呉を出港。太平洋を渡り、カナダ・バンクーバー、米サンフランシスコ、同ホノルルを経て赤道を越え、6月21日から26日までシドニーに立ち寄った。この後、シンガポール、フィリピンのマニラを経由して7月28日に呉に帰港し、約3カ月間、3万7,999キロの長い航海を終える。

 いつくしまは2024年7月、新しい海保巡視船(練習船を兼務)として就役した。船名の由来は、世界遺産の広島県厳島(宮島)。総トン数5,500トン、全長134メートルの大型船で、最大速力は20ノット(時速約37キロ)以上。船内には学生用の寝室、教室、多目的室、医務室などを備える。

船上ではさまざまなパフォーマンスも披露された

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