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今話題のビジネス本/オーストラリア紀伊國屋 トレンド・チェック

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 本好きにとって、トレンドに取り残されてしまうのはつらいところ。本連載では、シドニーCBDに店を構え、KINOと親しまれるオーストラリア紀伊国屋書店協力の下、トレンド・キーワードと共に読み逃せない話題の3冊と、日本のトレンドをキャッチするための最新ランキングをご紹介していきます。


 冬真っ只中。皆さん風邪など引かないように気を付けてお過ごしくださいね。さて、今回ご紹介したいのは「ビジネス本」です。ビジネス・シーンにおいて必要な知性やコミュニケーション力をどう養うべきかが分かる本や、すさまじいスピードで進化中の文章生成AI「ChatGPT」(チャットジーピーティー)の実力や技術的な背景、可能性、課題、ビジネス事例などがサクッと読める1冊など、今、注目のビジネス本をピックアップ。

協力:オーストラリア紀伊國屋書店
(Level 2, The Galeries, 500 George St., Sydney)





今、売れている本は?

ベストセラー・ランキング(2023年5月1〜7日

■文庫ベストセラー

1クスノキの番人東野圭吾実業之日本社
2任侠シネマ今野敏中央公論新社
3少年と犬馳星周文藝春秋
4シーソーモンスター伊坂幸太郎中央公論新社
5音楽は自由にする坂本龍一新潮社

新書ベストセラー

1裁判官の爆笑お言葉集長嶺超輝幻冬舎
2日本史を暴く戦国の怪物から幕末の闇まで磯田道史中央公論新社
3「発達障害」と間違われる子どもたち成田奈緒子青春出版社
4半導体有事湯之上隆文藝春秋
560歳のトリセツ黒川伊保子扶桑社

KINOKUNIYA便り

 日が短く寒さも厳しい季節となりました。春の到来が待ち遠しい時期ですが、寒い季節ならではの楽しみも満喫したいものです。イルミネーションを見に出掛けたりするのも良いですし、暖かい家で本を片手にゆっくりするのも最高ですね。今回は話題のビジネス本特集です。変化の激しい現代をサバイブするのに、新しい情報のインプットは不可欠。本を読みながらこれからの仕事のあり方に考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。



ランキングからPick up!

クスノキの番人

東野圭吾/実業之日本社

 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が告げた。「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」。そのクスノキには不思議な言い伝えが……。

今週のトレンド・キーワード「今話題のビジネス本」

話すたびに頭が良くなる思考術

頭のいい人が話す前に考えていること

安達裕哉/ダイヤモンド社(価格:A$37.95<会員価格:A$34.15>)

 話し方のスキルだけでは人の心は動かせない。コンサルで叩き込まれたのは、人の心を動かす、思考の「質」の高め方でした──。本書は「頭のいい人」が何をどう考えているかを明確にし、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授。考える力を自動発火させ、「信頼」と「知性」を同時に得ことができる黄金法則。

対話型AIが生み出す未来

先読み! IT×ビジネス講座 ChatGPT

古川渉一/酒井麻里子/インプレス(価格:A$35.70<会員価格:A$32.13>)

 人間が入力した質問に答える形で文章を返してくる「対話型AI」とも呼ばれる文章生成AI「ChatGPT」。プログラミング開発、カスタマー・サポートといったビジネス領域、教育の現場などさまざまな領域で大きな注目を集めている。本書ではその実力や技術的な背景、可能性、課題、ビジネス事例などを深堀りする。

成果を生み出す法則45

時間最短化、成果最大化の法則

木下勝寿/ダイヤモンド社(価格:A$40.13<会員価格:A$36.12>)

 同じようなスキルで同じような努力をしていても、人によって出せる成果は違う。資本金1万円で創業し、15年で東証一部(現東証プライム)に上場、最高時価総額が1,000億円を突破した著者が「最短時間で最大の成果を出す方法」をまとめたのが本書。成果は「スキル×思考アルゴリズム(考え方のクセ)」で生み出される。





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