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ラグビー・ワールド・カップ2023が開催/Go! ワラビーズ in Japan

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A代表で来日した時のナワンガニタワセ選手


 日本中がラグビー色に染まったラグビー・ワールド・カップ(以下、RWC)日本大会から4年。2023年9月8日、待ちに待ったRWCフランス大会が開幕した。

 開幕戦は開催国フランスがオール・ブラックスを下した。自国開催のプレッシャーを見事にはねのけた勝利と言えるだろう。

 日本を活躍の舞台にしているワラビーズのバーナード・フォーリー選手、クウェイド・クーパー選手は、残念ながら代表入りがかなわなかったが、代表入りしたマリカ・コロインベテ選手、サム・ケレビ選手の安定した活躍もあり、我らがワラビーズはジョージア戦を35-15の勝利で飾り、幸先の良いスタートを切った。

 今回はRWCについて思うことを書きたい。

 初戦で目を引いたのが15番のベン・ドナルドソン選手のキックだ。緊張があったのか1本目こそ外してしまったが、その後は全て冷静に決め、勝利に大きく貢献した。安定したキック力は彼の今後のキャリアにとって大きな武器となるだろう。次戦以降も、安定したキックをキープし続けて欲しいところだ。

 そしてもう1人、忘れられない存在になったのが、14番を背負ったマーク・ナワンガニタワセ選手。彼の持つスピードやパワー、そして献身的なプレーは光り輝いていた。非常に魅力的だった。RWCという大舞台で更なる成長が期待される。

 一方、日本の初戦の相手は初出場の南米チリ。通称“ロス・コンドレス”というチームがどのようなラグビーをするのかとても楽しみだった。

 洗練されたラグビーではなく、武骨なラグビーで激しいタックルの連発があり、日本は42-12と大差で勝利したが、楽な試合ではなかった。

 史上最弱と言われる今大会のワラビーズ。プール戦を2勝2敗で終えた今、決勝トーナメント進出はかなり厳しく、史上初の予選敗退の可能性も。良い知らせを待ちたい。

このコラムの著者

山田美千子

山田美千子

ラグビーに魅せられおよそ20年。「強い時も弱い時も、ナンバー・ワンはいつでもワラビーズ!」と、自他共に認めるワラビーズ・オタク。歴代の愛犬の名前はワラビーズ選手が由来。得意なことは、ワラビーズの次世代エースを見つけること。苦手なことは、写真を撮られること





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