今後オーストラリアに永住者として住みたい

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Q: 現在、美容師としてビジネス・ビザで3年間シドニーに滞在しています。48歳で、英語はあまり得意ではありませんが、今後オーストラリアに永住者として住みたいと思っています。このような条件では永住は無理でしょうか?
(48歳男性=会社員)

A: 相談者は既にビジネス・ビザを取得してお仕事をされているので、スポンサーに合意してもらえるのであれば、雇用主指名による永住権の取得をお勧めします。

英語力に関しては、通常雇用主指名ビザを申請する際は、IELTSで各セクション5点以上取得しなければならない、という条件がありますが、職業によってはこの条件の免除を申請することができます。これが認められる可能性の高い職業はトレード関係(例:美容師、調理師など技術系職)となります。マネジメント関係の職種でも、状況に応じて英語免除される可能性もありますが、トレード関係の場合と比較すると難しいでしょう。

なお、英語を免除してもらうには、今の英語力でも仕事をする上で支障がない理由を説明する必要があります。相談者の場合、これまで美容師としての業務に加え、トレーニングなどもしてこられた実績があるようなので、免除が認められる可能性は高いと思います。

ただし「職場が日本人ばかりだから」などは免除の理由としてはあまり考慮されません。英語が5に満たなくても、例えばオーストラリアの職場安全基準を満たしているなど、説得力のある理由を示し、担当官に理解を求める必要があります。

いずれにしても、念のため申請前にIELTSを受験されることをお勧めします。その点数によっては、免除申請の説明に説得力が加算されることもあるでしょう。

また、この雇用主指名ビザでは、英語以外にも現法の年齢制限(45歳になるまで)の免除も申請できます。これは、年齢枠を超えても申請するだけの重要性、その方の職業経験などによって審査されます。どういった職業であっても、ある程度の技術が身に着くまでは時間がかかるものです。このあたりの説明をそれぞれの職種内容に照らし合わせて詳しく説明できれば、免除される可能性は出てくるでしょうし、マネジメント関係の職種でも認められる可能性は高いと思います。年齢が上がるほど条件は厳しくなりますが、すべて各申請書の内容によって審査されます。

上記の免除は、あくまでもそれぞれのケースの詳しい内容によって審査されますので、似たような状況であっても、同じように必ず免除になるということではありません。

しかし、英語力が低い、年齢が高いなど、条件が合わないので永住を諦めている人は、このようなところから何か解決策があるかもしれません。雇用主指名による永住権は、独立移住ビザなどと比べ、かなり柔軟に審査をしていくれるケースがあります。永住権を考えていらっしゃる方は、専門家にご相談されることをお勧めします。

なお、上記は一般的なビザ情報提供を目的としており、移民法のアドバイスとして利用されるものではありません。


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西尾 彩子(にしお あやこ)
Australian Visanet
UTS並びにSydney大学卒。教育、流通、航空業界での経験を経て、永住権取得後、移民エージェントとなる。豊富な社会経験を生かした確実・丁寧なコンサルタントに定評がある

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