海外帰国者などホテル隔離中の8人も陽性判定
1月10日午後8時までの24時間にシドニー西部ベララ地区クラスター関連で3人が陽性と判定された。また、ホテル隔離中の海外帰国者なども8人が陽性と判定されている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
また、男性(40代)は、1月9日に症状を感じ、シドニー都市圏西部のマウント・ドルイット病院救急病棟に行き、検査を受けたが、10日午後8時を過ぎてその検査の結果が陽性と判明した。また、男性の世帯感染で1人が陽性と判定されている。そのため、同病院は閉鎖した上で大規模なディープ・クリーニングを行い、州保健局では男性の感染源を突き止めるため、ウイルスのゲノム解析を進めている。
また、ケリー・チャント主席医務官によれば、3人の市中感染は同じ世帯の30代の男女と児童1人で、保健当局では感染経路の判明している3人よりも感染経路が明らかになっていない40代の男性と世帯感染の方がリスクが大きいと発表している。
チャント主席医務官は、「男性の感染経路を突き止めるために全力を尽くしており、特に男性が発病した正確なタイミングに注目している」と発表している。
また、グラディス・ベレジクリアン州首相は、「マウント・ドルイット病院は再開しており、もう感染の危険はない。安全のため、感染を防止するすべての措置を取った」と語っている。
一方、チャント主席医務官は、「救急病棟はもっと緊急の患者のための施設であり、コロナウイルスが疑われる場合には臨時検査所が各所にあるのでそちらに行ってもらいたい。かかりつけのGPに電話で連絡すれば最寄りの検査所を教えてくれる」と語っている。
また、「1日の検査回数はコンスタントに25,000回を維持することがウイルス感染を防止するために重要だ。むしろ、市中感染を防ぐためには1日に3万回を超える検査回数に持っていきたい」と語っている。
■ソース
NSW records three new COVID-19 cases, eight in hotel quarantine