再びラ・ニーニャの影響が大陸東部に進出
1月29日、オーストラリアの南東部は気温も低下し、各地でかなりの雨量になると予報されている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
降水量は地域によって30mmから60mm、ところによっては90mmに達するところもあると予報されている。
また、気温は1月31日(日曜日)以降の1週間は、例年平均を下回ると予報されている。
気象庁(BoM)のジョナサン・ハウ主任予報官は、「先週の熱波から一転して夏らしくない寒冷な気象条件になる。これは西から移動してきている降水帯と、VIC、NSW両州にまたがる地上の気圧の谷が合流するために起きている。気圧の谷は両州にまたがってほとんど動かず、一方、西にあった降水帯が移動してきてこの地上の気圧の谷と衝突するため、広い地域にわたって雨を降らし、ところによって雷雨をもたらしている。この気象条件はVIC州を横断し、SA州南東部に届き、反対側はNSW州南部や西部を覆い、さらにTAS州にまで伸びている」と語っている。
29日にはVIC州中北部からNSW州南部リベリナ地域で大雨になると予想され、ところによって90mmの降水量もありえるため、各所で局地的洪水のおそれもある。
また、ハウ主任予報官は、「1月末にこの雨量は珍しくないが、気温は例年平均を2度から8度下回ると予想され、この気象条件は遠くWA州にまで伸びることと思われる。30日にはメルボルンでは摂氏24度と予想され、それが来週いっぱいの最高気温になるだろう。また2月2日は最高気温が摂氏19度どまりと予想される。当分は海水浴の気象条件には戻らないだろう」と予報している。
雨は1月31日頃には小康状態になるがまだ終わるわけではないと予報されている。
■ソース
‘Summer is on vacation for the south-east’ as rain sets in and temperatures plummet