WA州、数日でQLD、VIC州との州境閉鎖解除

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NSW州に対する閉鎖解除は2月中旬の延期

 1月30日、WA州政府は、VIC、QLD両州に対する州境閉鎖を数日中に解除すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、NSW州に対する州境閉鎖解除は2月中旬まで持ち越される見こみになっている。

 NSW州はVIC州に対して州境閉鎖をしたことがあり、少し前までVIC州がNSW州に対して州境閉鎖をしていた。また、QLD州はNSW、VIC両州に対して州境閉鎖をしたことがあり、WA州はこの3州とSA州に対して州境閉鎖をしたことがある。

 また、NSW州のグラディス・ベレジクリアン保守連合州首相は、労働党州政権のVIC、QLD、WA3州と州境閉鎖を巡ってしばしば対立している。

 WA州では市中感染ゼロ、ホテル隔離者3人が新たに陽性と判定された。また、ゲノム解析で感染力の強い新種株感染者の増加が突き止められている。

 マーク・マクガワンWA州首相は、QLD州は2月1日真夜中より「低リスク地域」区分から外される。また、VIC州は2月5日真夜中より「低リスク地域」から外され、旅行者はWA州で2週間の自己隔離をしなくてよくなる。

 ただし、G2Gパス申告義務は残っており、過去2週間に滞在した地域やコロナウイルス症状があるかどうかを申告しなければならない。

 NSW州は「低リスク」区分にとどめられ、WA州に入れば2週間の自己隔離が義務づけられる。

 QLD州は公式にはWA州の要求する、「市中感染28日間連続ゼロ」を満たしていないが、1月9日にブリスベンの隔離ホテルの清掃係員がイギリス型ウイルス陽性と判定されたため、WA州がQLD州に対して州境を閉鎖していた。しかし、その後の感染者は清掃係員のパートナーだけだった。

 マクガワンWA州首相は、「検出されたウイルスが感染力の強いイギリス型だったので当州も大事を取ったが、QLD州ではそれ以後に感染が広がらなかった」と語っている。

 また、NSW州も2月中旬にはその実績を達成するだろうから、その時点で検討すると語っている。
■ソース
WA to relax hard COVID-19 border with Queensland, Victoria within days

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