ロックダウン下のメルボルンで患者立ち寄り先増加

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QVマーケット、市電路線も新たに警報対象に

 ロックダウン下に入っているVIC州メルボルン市で、新たに数か所がコロナウイルスへの暴露があったとして警報リストに加えられた。

 2月14日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 付け加えられたのはメルボルンの市電3路線とクィーン・ビクトリア・マーケットの青果エリアや手洗い1か所で、同日には陽性者がさらに2人増え、ホリデー・イン・ホテル・クラスターは16人になっている。

 2人は女性と3歳の幼児各1人で無関係な家族構成員だがいずれも2月6日にコバーグのプライベートのダイニング施設のファンクションに現れており、ホリデー・イン・クラスター関連と判断されている。また、2人とも2月12日以来隔離に入っており、13日夜の検査で陽性と判定された。

 QVマーケットについては、2月11日午前8時25分から午前10時10分までの間にセクション2の青果エリア、女子手洗いに立ち寄った者は直ちに検査を受け、2週間の自己隔離をするよう指示が出ている。

 また、同日朝のN.11、N.58の市電に乗り合わせた者やパスコー・ベールの水泳センター、ブロードメドウズのウールワースやファーガスン・プラーレ・ベークハウスもリストに加えられている。

 ジェリーン・ワイマー・コロナウイルス対策統括責任者は、「ホリデー・イン・ホテルの隔離担当の女性は2月6日のコバーグのファンクションに現れており、7日の検査では陰性だった。しかし、同じサンプルを再検査し、2月10日に初めて陽性と判定された。その時点で州保健局は女性の立ち寄り先を洗い出し、コバーグのファンクションがコロナウイルス暴露か所と認定された。

 コバーグで開かれた家族グループのディナーでは少なくとも2人がコロナウイルスに感染しており、38人が検査を受けたが、これまでのところ、2人を除く全員が陰性と判定されている。

 ワイマー氏は、「現在、調査が進められているのが3歳児の母親だ。母親や24時間の間に3回の検査を受けており、3回とも異なる結果が出ている。現在、血清検査を行っており、今後2,3時間の間に確実な判定が出ると思う」と語っている。

 この女性はアルフレッド・ヘルスで職場接触があったため、職場の接触者の検査を進めている。
■ソース
Queen Victoria Market and Melbourne tram routes listed as Victorian coronavirus exposure sites

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