ただし、これまでの社会規制は一部継続する
2月17日、VIC州のダニエル・アンドルーズ州首相は、「5日間の州全域ロックダウンは今夜午後11時59分をもって解除する。ただし、これまでの社会規制の一部は今後も継続する」と発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
アンドルーズ州首相は、「まだ何千人もの人が濃厚接触者として隔離を続けなければならないということもある」と語っている。
この社会規制は早くとも2月26日まで続けられる。今回のホリデー・イン・クラスターでは3,400人が濃厚接触者としてまだ自己隔離中になっている。
アンドルーズ州首相は、公衆衛生専門家の勧告に従い、規制強化以外に方法はないと結論した。学校は再開され、職場は50%まで回復する。また、住民は誰でも自由に外出できるが、家庭以外の屋内では全面的に、また屋外でも互いに1.5mの距離を保てない条件でマスク着用が義務づけられる。これもアンドルーズ州首相は、「マスクは保険のようなもの」と語っている。
2月17日午後11時59分より2月26日午後11時59分まで、州内では一度に自宅に招くことができるのは5人までになる。また、公共の場での集まりは世帯数に関係なく20人までになる。
ホスピタリティ施設も規制条件はロックダウン前の条件に戻り、一施設内で客が25人を超える場合には1人当たり2平米を確保しなければならない。また、理美容や類する施設でもロックダウン前の条件に戻る。
ただし、病院や介護施設訪問は1日に1世帯に限られる。
今回のロックダウンは、ホテル隔離に充てられたホリデー・イン・ホテルを通して感染力が強いとされるコロナウイルス変種のB117株が市中に広まったおそれがあるため、2月12日に5日間の時限措置として発令された。
結局、これまでに陽性と判定された19人はいずれも感染力の強いイギリス型に感染していると見られており、2月16日午後8時までの24時間に4万人近くが検査を受けたが陽性者はゼロだった。
ブレット・サットン主席医務官は、「第一次感染者の濃厚接触だけで3,400人にのぼり、14日間の自己隔離の間に陽性と判定される可能性もある」と語っている。
■ソース
Victoria’s snap ‘circuit-breaker’ coronavirus lockdown to end tonight, some restrictions to remain