連邦女性議員執務室の机の上で自慰行為
女性元連邦自由党大臣職員が連邦議事堂内で同僚職員に強姦されたと訴えた事件をきっかけに連邦議事堂内での性的嫌がらせなどの行為が横行しているという訴えが噴き出している。
そんな時期の3月22日、連邦議事堂内で保守連合女性議員の執務室で複数の職員が議員の机の上で自慰行為を行い、それをビデオに撮影するなどしていたことが発覚、職員は即日解雇された。
ABC放送(電子版)が伝えた。
チャネル10とオーストラリアン紙が、「連邦議事堂内で保守連合職員4人がこのわいせつ行為を行った。ビデオ映像と画像を入手している」と報道した。
事件が報道されると、サイモン・バーミンガム金融相が直ちに4人の行為を非難する発言を行い、このような行為に加わっていた者は解雇の覚悟をするようにと語っていた。
バーミンガム上院議員は、「職員の行為はオーストラリアの議会民主主義の理念を侮辱するものであり、また、職員を雇っている議員に対する敬意を欠く態度だ。さらには、職員の給料を負担しているオーストラリア国民を完全に侮る意識を示すものだ。連邦議事堂内でそのような破廉恥な行為をした者は、直ちに荷物をまとめて議事堂から永久に立ち去らなければならない」と語っている。
トニー・スミス下院議長の広報担当官が声明を発表し、「スミス議長も、スコット・ライアン上院議長も、チャネル10が放送するまでそのような事件をまったく知らなかった。上下院議員がそれぞれの職員を雇っている。その職員4人の身許が上下院議長に伝わればそれぞれの権限と責任の範囲で懲罰行為を行うことは当然だ」と述べている。
職員解雇は、連邦議事堂内の議員執務室などを取り巻く職場風土が厳しい監視の眼にさらされている時期に起きており、この風土を調査する超党派の独立調査委員会が設立されており、ケート・ジェンキンス性差別監視委員長が調査委員会の委員長に就任している。
先週には、連邦政府職員が、ウィル・ホッジマン前TAS州首相の職員を務めていた時期に、TAS州議会の女性議員を「meth-head cunt」と呼んでいたことを当の女性議員に州議会で名指しで非難され、連邦政府職員を辞職したばかり。
■ソース
Coalition staffer accused of performing lewd sex act in female MP’s office sacked