ブリスベン・スタッフォードの陽性者さらに1人増える

SHARE

最初の患者の兄弟も感染を確認

 3月25日、QLD州ブリスベン市スタッフォード地区の造園師の男性(26)がコロナウイルス検査で陽性と判定された件は27日には濃厚接触の20歳の男性が陽性と判定されたことが報道され、さらに3月28日には造園師の兄弟も陽性と判定され、今回の感染者は3人になった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 最初の患者、26歳の男性はウイルスのゲノム検査で3月初めに起きた病院からのクラスターと同じイギリス型変異株と同定されており、感染源としては市中にウイルスが発見されないまま潜伏しているのではないかと見られている。

 しかも、2人目になった、ブリスベン市北部のストラスパイン地区の20歳の男性は27日に陽性の結果が出たが、「前日の26日には自宅隔離の指示に反し、自宅に25人の友人を招いてパーティを開いていた」と報道されていたが、28日朝に警察が報道を訂正し、「同人宅にいたのは5人のみ。また、その一部は同居人であり、同人宅にいて問題はなかった」としている。イベット・ダース保健相は、「27日に保健局が警察に通報した時は、25人のパーティが事実と考えられていたが、1人を除いて同居人であり、現在規制違反があったかどうかを調査している」と発表した。

 ジャネット・ヤング主席医務官は、「現在ではイギリス型変異株の理解も進んでおり、以前のようにロックダウンすることもなく対応できるようになった。感染の実態を究明する時間的余裕が少しはあるが、市民が感染予防措置を遵守することが大切だ。屋内の人のいるところでマスクをすることも大切だと思う」と語っている。

 市中感染3人の他に3月27日午後8時までの24時間にホテル隔離者2人が陽性と判定されている。
■ソース
Brisbane COVID cluster grows, but no lockdown for now

SHARE
Google Adsense
[the_ad_placement id="single-new-bottom"]