QLD州政府、コロナウイルス社会規制早期緩和に

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ホテル隔離者の他には連日市中感染陽性者ゼロ

 QLD州は、ホテル隔離者からブリスベン市内の病院を経由してイギリス型変異株のクラスターが発生したため、大ブリスベン地域で3日間のロックダウンが宣言された他、グラッドストンやNSW州バイロン・ベイにも飛び火し、コロナウイルス規制が実施されていたが、4月14日、アナスタシア・パラシェイQLD州首相が予定より早く規制緩和を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この日も前日午後8時までの24時間の新コロナウイルス陽性者は、ホテル隔離の海外帰国者に2人出た他は市中感染はゼロだった。

 パラシェイ州首相は、「4月15日正午から州全域の規制を緩和すると発表した。

 規制緩和により、常時マスクを持ち歩く必要はなくなるが、人混みではマスクをすることが勧められる。また、病院、高齢者介護施設、刑務所、障害者施設などの訪問も解禁される。

 パラシェイ州首相は、「QLD州民は立派にその義務を果たしてきた。州民全員に感謝の言葉を述べたい。この2週間は州民にとって決して生易しいことではなかった。病院、高齢者介護施設、障害者施設に家族のいる世帯にとっては苦しい2週間だった。ようやく、家族と面会できるようになった」と語っている。

 さらに、「規制は緩和され、常時マスクをする必要はなくなるが、空港ターミナルや航空機内では依然としてマスク着用が義務づけられている。また、人混みやショッピング・センター、公共交通機関内で社会的距離を取れない場合にはマスクを用意していればマスクを着けることが望ましい」と語っている。

 また、この規制緩和で、パブやレストランで客は立って飲むこともできるようになる。また、クラブや結婚式場内外でのダンスも解禁される。

 個人の家庭に集まる人数上限も大ブリスベン地域ではこれまでの30人から100人に引き上げられる。また、屋外での集会は人数上限がなくなる。ただし、ミュージック・フェスティバルなどはコロナウイルスセーフ計画を用意し、会場では観客は常時座って過ごすこと隣っている。しかし、会場収容定員100%を埋めることが認められる。

 ホテル隔離の陽性者2人はパプア・ニューギニアで感染し、帰国後のホテル隔離中に検査で陽性と判定された。
■ソース
Queensland COVID restrictions to be lifted early after no community transmission, two cases recorded in hotel quarantine

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