医薬品管理局、血栓女性患者の死因調査に

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コロナウイルス・ワクチン接種後に発症

 4月15日付ABC放送(電子版)は、NSW州で血栓女性患者(48)の死因調査を始めた。女性はコロナウイルス・ワクチン接種後に血栓症を発症したとされており、医薬品管理局(TGA)は、ワクチンと血栓症の因果関係を中心に調べる。

  女性は糖尿病の基礎疾患があり、ワクチン接種後に血栓症が起きたとされているが、因果関係を確定するにはさらに検査を続けなければならない。これまでの検査では因果関係を肯定することも否定することもできなかった。

 NSW州保健局は、「個々の事例にコメントはできないが、女性の家族には哀悼の意を表したい」と発表している。

 国内ではこれまでに135万人が接種を受けており、これまでのところでは、女性がどのワクチンを受けたのかは明らかになっていない。接種後に血栓症を発症したのはオーストラリア国内では3人目。

 TGAの広報担当者は、「当局は、国内のコロナウイルス・ワクチンの規制と監視に携わっている。また、局は、ワクチン接種後の有害事象をくまなく監視している。また、深刻な有害事象、予想外の有害事象が起きた時にはNSW州保健局にも連絡が入り、局が事象を調査し、局の専門家パネルの判断をTGAに送り、TGAがワクチンと有害事象との因果関係を評価することになっている」と語っている。

 また、「ワクチン接種のいかんを問わず、通常の生活でも様々な医学症状は現れるが、ワクチン接種後の有害事象について不安があれば医師と相談するように」と呼びかけている。
■ソース
Federal health authorities investigating death of woman who developed blood clots after COVID vaccine

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