国内各地でアンザック・デー・パレードなどの行事

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パース市はロックダウン中で大規模式典中止

 4月25日、オーストラリア国内各地でアンザック・デーの行事が行われた。この日、国内のほとんどの地域では式典も行われたが、ロックダウン中のパース市でも、他の地域でも市民には早朝に各自の家のドライブウェーに立ってオーストラリアの戦没者追悼をするようにとの呼びかけが出された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2020年のアンザック・デーはコロナウイルスのパンデミック宣言が出され、国内的にも感染者が増え始めていた時で、「暁の祈り」などの式典も規模を縮小、一般市民の参加が禁止され、自宅前での黙祷などの呼びかけがあった。

 2021年はオーストラリア国内はコロナウイルスがほぼ制圧された状態になっており、スコット・モリソン連邦首相がキャンベラの戦争記念館での行事に際して、「昨年のこの日、我が国の歴史に何度もあったように、オーストラリアは決定的瞬間を迎えた。見通しの立たない危険、霧に包まれたように将来が見通せない。そういう状況に直面した」と語った。

 暁の祈りの後、日が昇ると各地で行進その他の祈念式典が開かれたが、復員軍人連盟(RSL)は、大勢の市民が1箇所に集まって、感染の危険を高めるよりも、それぞれの地区や自宅での黙祷を呼びかけた。

 
■ソース
Anzac Day services and private commemorations across Australia remember ‘ultimate sacrifice’ of war

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