シドニー・オリンピック・パークに大規模接種ハブ開設

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「ただし50歳以上はひとまずGPに相談」と州政府

 NSW州政府は、シドニー・オリンピック・パークに大規模コロナウイルス・ワクチン接種ハブ(センター)を開設する計画を最終的に明らかにしたが、当初は第1カテゴリーを対象にする。

 4月28日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 グラディス・ベレジクリアン州首相は、「ホームブッシュ接種ハブは5月10日に開所する。600万州民のワクチン接種を1日も早く達成するため接種作業を急ぐ」と語っている。

 NSW州では1日に3,500人近い接種を行っており、ホームブッシュの接種ハブが稼働を始めると毎週6万人、州全体の半数をここで引き受けることになり、残りは州内100箇所で実施する。また、アストラゼネカとファイザーの双方のワクチンを用意するのはこのオリンピック・パークの接種ハブだけ。

 第1カテゴリーは医療従事者やホテル隔離職員とその家族が対象になり、50歳以上の健康な州民は、スコット・モリソン連邦首相の当初の目標から3週間遅れて5月24日からこのハブで接種を受けられるようになる。

 ベレジクリアン州首相は、「NSW州には50歳以上の州民が290万人いる。それだけの人が一斉に接種予約をすればシステムがパンクしてしまう」と語っている。

 さらに、「50歳以上の健康な人はまずかかりつけのGPで接種を受けてもらいたい。GPが予防接種の主力だ」と語っている。

 さらに、「このハブに接種を予約することもできるが、予約しても何週間も待つことになる。政府は1日も早く、入院者の出ない、正常な市民生活を実現するため、成人州民への接種を急いでいる」と語った。
■ソース
Sydney Olympic Park vaccination hub to open soon but GPs still first port of call for over 50s

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