QLD州全域でロックダウン解除

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州首相、市中感染の危険に警戒を呼びかけ

 QLD州はタウンズビル、マグネティック島、パーム島のロックダウンは先に解除されていたが、残って大ブリスベン地域とモートン・ベイ地域のロックダウンも7月3日午後6時に解除された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ロックダウンは解除されたが、新たに5人の市中感染陽性者が見つかっており、また、州南東部一帯に感染が懸念される施設のリストが増大している。そのため、アナスタシア・パラシェイ州政権は社会規制を継続している。

 また、リストの施設に立ち寄ったことのある者は軽い症状でも直ちに検査を受けるよう呼びかけが出ている。

 ロックダウンは7月2日午後6時に終わる予定だったが、同日にカリンデールの母娘2人の感染が判明し、しかもこれまでのクラスターとのつながりが見つからなかった。

 7月3日にはホテル隔離者3人を含む5人の新感染者が見つかっている。

 また、新感染者には、6月27日にユーマンダイに行った29歳のブリスベン在住男性、ブリスベン市エバートン・パーク在住の50代の女性、ブリスベン国内空港のバッゲージ・ハンドラーを務める50代の男性1人がいる。

 パラシェイ州首相は、「まだ危機を脱したわけではない。マスク着用義務などの社会規制は7月16日まで維持される」と発表している。

 また、ジャネット・ヤング主席医務官は、「感染が懸念される施設に感染者と同じ日時に立ち寄ったことのある人が既に何千人も自己隔離に入っており、今後も増え続けることが予想される。主席医務官の立場から言えば、ブリスベン市全域にロックダウンを命じるより、感染が気づかわれる人が1人でも多く自己隔離に入ることが望ましい。この3日間のロックダウンがなければ現在もっと多くの感染者が出ていたことと思う」と語っている。

 また、スティーブン・マイルズQLD州副首相は、「ロックダウン解除でほっとしている。ロックダウンの事態を防ぐためにはマスク、QRコード、検査の3つが重要になる」と語っている。
■ソース
COVID lockdown lifted across all parts of Queensland but Premier urges caution over community transmission fears

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