州最西端のブロークン･ヒルでも陽性者発生
8月17日付ABC放送(電子版)は､16日午後8時までの24時間に452人が陽性と判定され､1人が死亡したこと､NSW州最西端の町､ブロークン･ヒルでも陽性者が発生したことを伝えている｡
シドニー都市圏西部在住の70歳の女性がウェストミード病院でコロナウイルス感染症のために亡くなっている｡女性は接種を受けていなかった｡
また､同じ24時間に168,000人にワクチン接種を済ませており､再び記録を更新した｡
州中西部のダボでは新たに16人が陽性と判定され､ハンター/ニューイングランド地方保健管区(LHD)では10人が陽性と判定されている｡
その他､中部海岸地､イラワラ両地域で各1人が陽性と判定されており､また､このアウトブレークで初めてブロークン･ヒルでも1人が陽性と判定されている｡
また､この日午前の記者会見に立ったグラディス･ベレジクリアンNSW州首相は､｢コロナウイルス陽性者の数は､今後2,3週間､数字が激しく跳ね上がることになるだろう｡しかし､政府の基本方針としては州民を入院させる事態､州民を生かすことが中心であり､そのためにはワクチン接種率を引き上げていくしかない｣と発言している｡
さらに､最近､毎日新陽性者が大きく伸びているブラックタウン､セブン･ヒルズ､メリーランズ､ギルドフォード､オーバン､バンクスタウン､グリーンネーカなどの地区住民に向けて､できるだけ外出を避け､家に閉じこもり､できるだけ早くワクチン接種を受けてもらいたい｣と語った｡
また､NSW州保健当局は､シドニー都市圏のコロナウイルス曝露が憂慮される施設のリストを公表しないと発表している｡州保健局のジェレミー･マカナルティ氏は､｢郡部ではコロナウイルス曝露が憂慮される施設の支持も続いているが､シドニー地域では公表しなくなった｡その理由として､コロナウイルス･デルタ株は､スーパーマーケットやショッピング･センターなどの手間を取らず､家庭や事務所を媒介にして広がるようになってきたことが挙げられる｡それほど感染の危険がないと思われる場所まで挙げていると州民は訳が分からなくなってことが分かった｡その結果､現実に大きなリスクと予想される施設のみをウェブサイトかメディアで公表する方がいいだろうと考えて発表方式を変えた｢と､語っている｡
NSW州警察は579件の違反罰金通告書を交付し､2,300戸の民家を訪ね､自己隔離が適切に行われていることを確認した｡
■ソース
NSW records 452 new COVID-19 cases and one death as virus spreads to Broken Hill
