NSW-QLD州境にロックダウン規制抗議群衆集まる

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NSW州最北部地域住民「規制は生活破壊」と

 8月22日、NSW-QLD州境のNSW州側に百人を超える群衆が集まり、ロックダウン、州境閉鎖に抗議の声を挙げた。21日にメルボルンで起きた反ロックダウン抗議行動に呼応したものと見られる。

 同日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 行動に参加したNSW州北部州境地域の住民はABC放送の推定によれば1000人ほどがツイード・ヘッズのジャック・エバンス・ハーバーに集まり、「州境往来規制で社会生活や収入の道が破壊されている。この地域ではアクティブなコロナウイルス感染者は発生しておらず、バイロン・ベイの汚水からウイルスの断片が検出されたに過ぎない」と語っている。

 当局は、「従来の変異株よりもはるかに感染力が強いとされるデルタ株がアウトブレークしているNSW州でこのようなできごとがあるとアウトブレークがさらに悪化するのではないか」と懸念している。

 現場の抗議行動は比較的穏やかだが、マスクを着けているのはごく少数でしかも大勢が路上で抱き合ったり、キスし合ったりしており、50人ほどの警備の警察官が監視を続けている。

 参加者の一人は、「公衆衛生命令は恥ずべき措置だ。私の自由、移動の自由に対する直接的な攻撃だ。その命令で人々のビジネスや社会生活が大きく損なわれてきた。また、オーストラリア社会組織に対する直接的な敵対行為だ」と語った。

 他の参加者は、ロックダウン以前は州境を超えて勤めていたが、州境が閉鎖されたため収入の道が閉ざされ、福祉に頼らざるを得なくなっている」と語った。
■ソース
Hundreds gather on NSW-Queensland border to protest COVID lockdown restrictions

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