VIC州、16歳から59歳までファイザー・ワクチン適用

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若年者のコロナウイルス・デルタ株感染増加に対応

 8月24日付ABC放送(電子版)は、VIC州政府が、州運営のワクチン接種会場では、コロナウイルス・ファイザー・ワクチン適用年齢を引き下げ、16歳から59歳までとすると伝えている。

 60歳以上はこれまで通り、アストラゼネカ・ワクチンに限られる。

 年齢下限を引き下げたのは、コロナウイルス・デルタ株の感染や重症化が若年層に広がっているため。

 このファイザー・ワクチン接種下限年齢引き下げは8月25日より実施され、新しく16、17歳はファイザー・ワクチンのみを受けられる。また、18歳から59歳まではファイザーでもアストラゼネカでも受けることができる。

 VIC州政府は、「55箇所を超える州運営ワクチン接種会場では今後4週間の間に83万人分の接種予約を受け付ける。そのうち、ファイザー・ワクチンは45万回分」と発表している。

 ダニエル・アンドルーズVIC州首相は、「この追加予約回数は8月25日午前7時より予約ウエブサイトで申し込むことができる。この措置でVIC州では200万人がファイザー・ワクチンを受けられるようになる。18歳から39歳までで現在アストラゼネカ・ワクチンを予約している人もファイザー・ワクチンを希望するなら、8月25日からは現在の予約を取り消したり変更したりせず、予約した日時に会場に来て申告すればその場でファイザー・ワクチンに切り替えられる。もちろん、アストラゼネカ・ワクチンを希望するなら問題はない」と語っている。また、1回目にアストラゼネカ・ワクチン接種を受けている人は2回目もアストラゼネカ・ワクチンを受けることが勧められている。

 VIC州政府は、ジーロングの元フォード自動車工場跡、スプリングベールのサンダウン・レースコース、ウェリビーのイーグル・スタジアムなどの新しいドライブスルー接種会場を利用するよう勧めている。

 アンドルーズ州首相は、「追加のファイザー・ワクチンはポーランドから輸入するもので、オーストラリアに届くことは各自だし、そうすれば接種プログラムを拡大し、ほとんどすべての州民に接種することができる」と語っている。
■ソース
Victoria expands Pfizer vaccine access at state-run hubs to people over 16

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