ギャング抗争絡みか!? シドニーで白昼銃撃、3人負傷

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ケバブ店員女性は巻き添えの可能性

 オーストラリア東部シドニーの郊外で16日白昼、銃撃事件があった。ニューサウスウェールズ州警察の発表によると、通報を受けた警官隊が午後1時15分ごろ、西郊オーバーンにあるサウス・パレードに駆けつけたところ、銃で打たれた3人を発見した。

 公共放送ABC(電子版)によると、現場は州営鉄道オーバーン駅に近いケバブ店。覆面を被った実行犯2人が銃弾8発を撃った。2人は同じ建物の奥にある事務所に侵入しようとしたが失敗し、偽造ナンバープレートを付けた黒色のBMWで逃走した。

 店の従業員と見られる女性(50)と男性(26)、年齢不明の男性の3人が撃たれた。このうち男性1人は重傷だという。

 ABCが報じた州警察の会見では、26歳の男性はこれまで2回、銃撃を受けた経験があり、今回の事件も関連があると見られることが明らかになった。撃たれた3人が互いに顔見知りだったかどうかは分かっていない。州警察は、店員の女性は仕事中にたまたま事件に巻き込まれたと見ている。

 州警察は、シドニー西部で違法薬物の密売に関与している犯罪組織「アラメディン」の内部抗争に絡んだ犯行と見て捜査している。

 シドニーではこのところ犯罪組織絡みの事件が再び散発している。西郊グランビルでは今年5月25日、アラメディンと関係が深いとされる裏社会の人物、ダーウッド・ザカリアさん(32)が何者かに銃殺された。抗争の全容を解明するため、州警察は150人規模の特別捜査本部「タスクフォース・ファルコン」を設置。今回の事件も同本部が既に捜査に着手している。

■ソース

Investigation underway after public place shooting – Auburn(NSW Police Force)

Three injured in shooting near Western Sydney train station(ABC News)

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